くらし 特集 もしかして認知症…?(2)

●「認知症かも?」と気付いたら、まずは専門機関に相談を!

●認知症の理解と対応の仕方を学びませんか?認知症サポーター養成講座
「認知症サポーター」は、認知症を正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かい目で見守る「応援者」です。
地域包括支援センターでは、市内の学校や事業所、高齢者サロンなど、12か所で「認知症サポーター養成講座」を開催しています。
講師を務めるのは、自治体などが行う研修を受講し、認知症に関する知識を身につけた「キャラバン・メイト」の皆さん。配偶者など身近な人が認知症になった経験を持ち、実際に対応してきた人もいます。実体験を交えた講話を行い、また、当事者が日々抱える悩みの相談にも応じています。
認知症サポーターには、「これをしないといけない」という決まりごとはなく、「近所で気になることがあれば見守る」、「市内で困っている人がいたら手を差し伸べる」ことが立派な活動の一つで、市民一人ひとりの思いやりが、市全体をより良く変えていきます。
興味のある人は、地域包括支援センター(【電話】955・0150)までお問合せください。

●認知症の人や支える家族がほっと一息つける憩いの場に 誰でも参加できる交流の場「東温交流カフェきらきら」
▽東温交流カフェきらきらとは?
どなたでも気軽に参加できる場として、毎月第3(土)(9、11月は第4(土))に市総合保健福祉センターで開催され、認知症を学ぶ運営ボランティアスタッフが温かくサポートします。
また、「認知症の人の家族の集い」も同日開催しており、家族にとっても、日頃の介護から少し離れ、悩みを気軽に相談できる場所となっています。

▽どんなことをしているの?
認知症サポーターキャラバンのマスコットキャラクター「ロバ隊長」を手芸で作ったり、モルックなど体を動かす遊びで盛り上がったりと、楽しい時間を過ごすことができます。
また、愛媛大学医学部看護学科の学生がボランティアで、定期的に骨密度や血管年齢を測定しています。参加者は、「自分の体の健康状態を確認でき、とてもありがたいです」と話していました。

▽次回の開催はいつ?
9月27日(土)9時30分〜、市総合保健福祉センターで開催されます。認知症や健康づくりに関心のある人は、是非ご参加ください。

●Interview 初めて東温交流カフェきらきらに参加した中池さん親子
Q 参加したきっかけは?
A 平日はデイサービスを利用していますが、それだけでは物足りない状態で、「もっと外で活動したい」という思いから、チラシを見て参加しました。

Q 実際に来てみていかがでしたか?
A さまざまな人と話したり、体を動かしたりする機会となり、とても良かったです。このカフェは、さまざまな立場の人が交流可能な開かれた場所で、認知症の人も安心して参加できると感じました。

問合せ:地域包括支援センター
【電話】955-0150