くらし 島おこし協力隊活動日記

■魚島離島留学
◇てんてこ踊り
魚島離島留学ハウスマスターの竹内です。今回は、魚島に伝わる伝統行事「てんてこ踊り」についてご紹介します。
9月14日に行われた魚島大運動会で、プログラムのひとつとして約7年ぶりに「てんてこ踊り」が復活し、披露されました。
「てんてこ踊り」は本来、毎年8月15日に行われる行事で、南北朝時代の武将(篠塚伊賀守)が再起を期して行った調練の名残りと伝えられています。踊りは東西に分かれて行われ、「ヤーコラサ、コラサ」という掛け声をかけながら、太鼓や鉦の囃子に合わせて中央へと練り進みます。中央に集まったところで二手に分かれ、戦いのしぐさをするのが特徴です。
離島留学生をはじめ、地域の皆さま、そして島外から訪れた方々も一緒になって踊り、魚島全体がひとつになった心温まる瞬間となりました。

担当:ハウスマスター 竹内愛美和

■公営塾
◇はじめまして!
10月より島おこし協力隊「ゆめしま未来塾」の講師として着任しました、髙木大地と申します。茨城県出身です。子どもの頃から海の近くで暮らしたいという夢があり、このたび上島町でその夢が叶いました。引っ越してきたばかりで慣れないことも多いですが、美しい海と町の皆さんの温かさに毎日癒されています。ゆめしま未来塾では英会話講座などを担当し、弓削高校の生徒の勉強をサポートしています。皆さんの英語力や学ぶ意欲の高さに驚かされる毎日で、とてもやりがいを感じています。
今後は、これまでの社会人経験も生かしながら、進路や就職といったキャリア面でもサポートしていければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

担当:ゆめしま未来塾 高木大地

■サイクリング振興
◇回生充電!?レンタサイクルに新しい車種登場
島おこし協力隊としての活動も、残すところあと3か月となりました。今回は上島町のレンタサイクルに新しく仲間入りする自転車をご紹介します。
近年、上島町のレンタサイクルでは外国人利用者が大きく増えており、今年はすでに昨年度の約2.5〜3倍に達しています。
一方で、海外の方は体格が大きい方が多く、日本の標準サイズの自転車ではサドル(座る部分)を一番高くしても合わない場合がありました。
こうした声を受けて、上島町ではインバウンド対応を強化し、サドルをより高く調整できる電動アシスト自転車を導入しました。
さらに今回は、新しい技術「回生充電式」のモデルを採用。こぐことでバッテリーを充電できる、環境にもやさしい最新型です。
町民のみなさんにも、ぜひこの新しい電動アシスト自転車を体験していただき、快適なサイクリングを楽しんでいただけたらと思います。

担当:サイクリング振興 豊田遥