- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県上島町
- 広報紙名 : 広報かみじま 2025年8月号
第5回は「目標5…ジェンダー平等を実現しよう」と「目標6…安全な水とトイレを世界中に」をご紹介します。
SDGsでは、世界中の誰もが公平に尊重され、安全で健康的な生活を送ることを目指しています。この2つの目標は、より持続的な未来を築くために重要です。
◆目標5…ジェンダー平等を実現しよう
この目標は、「男女平等を達成し、すべての女性や女児がエンパワーメントされる世界を目指す」ことです。
※エンパワーメント…個人や組織が持つ潜在的な力を引き出し、主体的に行動できるようにするプロセスや状態
世界では、依然として性別による格差が存在し、多くの女性や女児が教育や社会的機会を十分に得られていない状況が続いています。
日本では、2025年6月12日に発表された最新の「ジェンダー・ギャップ指数」において、146カ国中118位であることが報告されました。「教育」や「健康」の分野では世界トップクラスの評価を受けていますが、「政治」や「経済」分野で大きく遅れを取っています。(内閣府男女共同参画局 男女共同参画に関する国際的な指数より)
◆目標6…安全な水とトイレを世界中に
この目標は、「誰もが安全で清潔な水にアクセスし、衛生環境をすべての人々に提供すること」を目指しています。
現在、安全な水が得られず、衛生環境が不足している地域は多く存在し、特に発展途上国では深刻な病気の原因になっています。
日本国内でも水の確保は重要なテーマです。
上島町では広島県沼田川用水から分水を受けることで、地域の飲料水をまかなっています。この「友愛の水」と呼ばれる分水事業は、県境を越えた協力によって40年前に実現しました。生活用水の確保が困難な上島諸島にとって、安全な水へのアクセスを可能にしたこの事業は、地域間の協力と友愛の象徴といえるでしょう。
水は大切な資源です。節水意識を共有し、水を大切に扱うことが地域や世界の未来を守る鍵となります。
問い合わせ:企画情報課
【電話】77-2500