子育て 【ふるさと魅力発信】面河山岳博物館

■干潟の絶滅危惧種ドロアワモチ
開催中の特別展「絶滅危惧〜標本が語る愛媛の自然」では、県内の絶滅種と絶滅危惧種25種を標本や写真、動画で紹介しています。今回はその中からドロアワモチをご紹介。
このドロアワモチ、動物なのか植物なのか、名前だけでは何の仲間かさえ想像できないと思います。その正体は、カタツムリやナメクジの仲間にあたる軟体動物。干潟に生息し、カタツムリのように泥の上を這いまわっています。泥団子のような見た目に加えて、体に泥をつけていることも多いため、野外で探し出すのは一苦労です。
この生き物は一体なぜ絶滅が心配されているのでしょうか?その理由は、分布域の狭さにあります。四国での分布は愛南町の御荘湾のみ。もし開発や台風などの異常気象で生息地の環境が変化した場合、四国から絶滅してしまう可能性があります。
特別展では、写真や動画の他に、生きた個体の展示も行っています。本種の生体展示はおそらく世界初。干潟を再現した水槽で展示していますので、この機会にぜひご覧ください。(安田)

▽学芸員のつぶやき
飼育展示しているドロアワモチは全部で10匹。時には泥の中に潜ったり水槽の壁を登っていることも。ゆっくり動く姿は癒されます。

問い合わせ:面河山岳博物館
【電話】58‒2130【HP】http://www.kumakogen.jp/site/omogo-sangaku/