くらし 砥部に、新しい風を。新町長就任あいさつ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県砥部町
- 広報紙名 : 広報とべ 令和7年3月号
この度、砥部町長に就任いたしました古谷崇洋(ふるたにたかひろ)です。町民の皆さまにご挨拶できることを大変光栄に感じております。皆さまのご期待に応えるべく、一意専心、精進してまいります。
現在、全国的に人口減少や少子高齢化、財政の硬直化などの社会問題が深刻化しており、小規模な自治体ほどその影響を大きく受けています。砥部町においても、令和7年度には人口が2万人を下回る可能性があり、町債(借金)も今年度、過去最高を更新する見込みです。これらのデータから見ても、砥部町は厳しい状況に直面していると言わざるを得ません。しかし、私は町のリーダーとして、これらの問題にしっかりと向き合い、適切に対応することをお約束いたします。
私がまず砥部町で実現したい政策として、「子育て支援の充実」「新たな交通システムの構築」「安定した財政基盤の整備」の3つの柱を掲げております。
「子育て支援の充実」について、砥部町で暮らす皆さまが安心して子育てできる環境を整備し、他自治体からの流入を促進することを目指します。具体的には、第2子の保育料の無償化や給食費の補助拡大、宮内地区への児童館設置の検討など、子育て環境の充実に努めてまいります。
「新たな交通システムの構築」について、座談会などを通じて、町民の皆さまから多くのご意見をいただきました。特に高齢者の方々からは、買い物や通院など生活のための移動手段に困っていると伺いました。町民の皆さまや事業者の方々と協力し、生活のための移動手段を確保することができる新たな交通システムの構築を進めてまいります。
さまざまな政策を実現するためには、「安定した財政基盤の整備」が不可欠です。事業や公共施設の見直しなどを行い、皆さまの生活を守り、新しい砥部町を創造するための基盤を整えてまいります。
今お伝えした政策を実現していくうえで、町民の皆さまへの情報発信が重要であると考えています。町の状況や課題について、広報とべやSNS、イベントなどを通じて丁寧にお伝えしてまいります。もともとアナウンサーをしていたこともあり、伝える力というのは私の武器でもあると考えています。もちろん、情報発信に加え、町民の皆さまのご意見やご要望をしっかりと伺い、スピード感をもって対応してまいります。これらの情報発信と対話を通じ、“オープンな町”を目指してまいります。
今年32歳を迎える若輩者ではございますが、行動力を武器に全力で取り組んでまいります。町民の皆さまのご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
砥部町長 古谷崇洋