- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県砥部町
- 広報紙名 : 広報とべ 令和7年3月号
■そろばん
珠(たま)を移動させ、計算をする道具です。
古代中国では竹の棒(算木(さんぎ))などを使って計算していましたが、14世紀ごろにそろばんが普及したといわれています。
日本には、中国から貿易商によって持ち込まれ、室町時代後半に商人を中心に広まったといわれています。江戸時代には庶民の間でも寺子屋や私塾などで教えられるようになっていきます。
明治時代に入ると、学校教育でそろばんの授業が行われるようになりました。その頃、珠の数は5珠1つ、1珠5つでしたが、昭和時代に入り、現在でも使われている4つ珠そろばん(5珠が1個、1珠が4個)が主流になりました。
電卓やコンピューターの普及により、そろばんは一時衰退しましたが、近年では右脳が鍛えられるといった効果が期待されるなど、再注目されています。
(砥部むかしのくらし館所蔵)
問合せ:社会教育課
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