くらし オープンなまちへ 教えてふるたにさん! 第4弾

こんにちは!砥部町長の古谷崇洋(ふるたにたかひろ)です。5月中旬、とある縁から東京で行われた「地方創生ベンチャーサミット」というイベントに登壇してきました。政治や芸能などマルチに活躍されているタレントたかまつななさん、ジャーナリスト田原総一朗さんなど豪華メンバーとお話をさせていただきました。なぜ政治家を経ず町長になろうと思ったのか、これからの地方自治体の可能性など、私個人の考えや砥部町の現状や未来像など、私の思いを伝えさせていただきました。また、新たな企業の皆さまと新しいつながりを作ることができました。こういった経験を町政に役立てていきたいと思います。余談ですが、田原さんのマネージャーを務めている娘さんが砥部焼のファンだそうで、砥部焼談議にも花が咲きました。前段が長くなりましたが、本編へ移ります。

(Q)「ふるさと納税」に関するニュースをよく聞くけど、砥部町への納税総額と人気の返礼品は??
(A)ふるさと納税は、「納税」と名前がついていますが、実際には県や市町村への寄附です。
令和6年度に砥部町へ寄附していただいた金額は1億3,805万円でした。人気の返礼品は「紅まどんな」などの柑橘類でした。
昨今話題を集めている「ふるさと納税」は砥部町からすると、財源確保のうえでとてもありがたい制度です。しかし、制度を運用していく中で、ありがたくないと思っている自治体も少なからず存在します…!!
それは、A町の住民が、B町にふるさと納税(寄附)をした場合、A町に納めるべき税金の一部が控除される制度だからです。砥部町の場合、1億3,805万円の寄附額に対し、税金の一部控除による税収の影響額は約2,400万円でしたので、収入増となりましたが、大都市では、地方へのふるさと納税が増加し減収となっている自治体が増えています。そのため、各自治体は寄附受入額を増やす努力を必死でやっています。一方で、魅力的な特産品が多くある自治体(県内では愛南町など)にとっては、打ち出の小槌と言ってもいいかもしれませんね。
(横浜市においては、令和5年度のふるさと納税による寄附の受入額は約12億円でしたが、税金の一部控除による税収の影響額はマイナス265億円であったと公表しています。)