くらし 内子町の補助事業で地震対策 南海トラフ地震への備えはできていますか――

1 ブロック塀等安全対策事業
地震で塀や擁壁などが倒れると、道路沿いでは通行人などに危害が及び、避難や緊急車両の通行の妨げとなります。塀の安全管理は所有者の責任です。危険を未然に防ぐため、自宅の塀の安全点検を下記の要領で行ってください。「○」が付かない項目があれば、速やかに専門家に相談しましょう。除却や改修の費用に対する次の補助金も活用して、対策をご検討ください。

対象者:町内のブロック塀などの所有者
補助対象物件:避難の際に使用する道路沿いにあるブロックやれんが、石などで作られた塀で、内子町の基準で危険と判断されたもの
補助対象経費:ブロック塀などの除却・板塀などへの建て替えを行う工事にかかる経費
補助額:対象経費の3分の2以内(上限30万円)
※塀の延長1メートルにつき8万円を限度とします。

◆CHECK 全部○が付きますか?―あなたの家の塀の「安全点検チェック」―
・れんが・石・鉄筋のないブロック塀
(1)塀の高さが地盤から1.2メートル以下
(2)深さが20センチ以上の基礎がある
(3)塀の高さの1/10以上の厚さがある
(4)4メートルごとに控え壁((3)の1.5倍以上の長さ)がある
(5)塀に傾きやひび割れがない

・鉄筋のあるブロック塀
(1)塀の高さが地盤から2.2メートル以下
(2)深さが30センチ以上の基礎がある
(3)塀の厚さが10センチ((1)が2メートル以上なら15センチ)以上
(4)3.4メートルごとに控え壁((1)の1/5以上の長さ)がある
(5)塀に傾きやひび割れがない

2 木造住宅耐震診断・改修補助
木造住宅の耐震診断や耐震改修、屋根瓦が落ちる被害を軽減する耐風改修などの費用を補助しています。診断を希望する人には、町から耐震診断技術者を無料で派遣します。

対象の木造住宅:次のいずれにも該当する住宅
・昭和56年5月31日以前に着工された住宅(併用住宅を含む)
・耐震診断の結果、総合評点が1.0未満で、改修後1.0以上となる住宅
対象者:対象住宅の所有者
補助金の額:

3 老朽危険空き家除却費用補助
老朽化した空き家が倒壊し、避難路をふさぐなどの危険を減らすため、除却費用の一部を補助します。
対象の空き家:
・住宅の不良度が100以上と判定
・倒壊で沿道をふさぎ、避難に支障を来す恐れがある
対象者:空き家の所有者
除却業者:町内で建設業の許可(土木、建築、解体)を受けたもの、または解体工事業の登録を受けたもの
補助金の額:対象経費の5分の4以内(上限80万円)

問合せ:建設デザイン課 建築・営繕係
【電話】0893-44-6157