- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2026年2月号
ジョンソン アンドリュー・ブレイディ
不運の数字「13」の北欧起源(前編)
ご存知のように、日本では「4」が特に不吉な数字とされています。アメリカでそれは「13」です。でもなぜ「13」が不吉とされるのでしょうか。いくつかの説がありますが、私の最も気に入っている説を紹介します。
これはスカンジナビアの古ノルド神話の神々の物語です。あるとき、十二柱の神々が宴を開いていました。光の神バルドルと闇の神ヘズも出席していました。彼らは兄弟でありながら正反対の性格で、激しいライバル関係にありました。互いを無視するのが常だったため、宴は穏やかに終わるはずでした。しかし突然、いたずらの神ロキが現れました。招かれざる13番目の客ロキは、ちょっとしたいたずらを思いついたのです…
生誕よりバルドルとヘズは、異なる運命を背負っていました。神々の寵児、光の象徴であり、人々の生きる指針であったバルドルに対して、ヘズは、人々が死にゆく闇そのものなのです。
バルドルが人類にとって不可欠な存在だと悟った母フリッグは、彼の安全を守るべく、あらゆるものに、バルドルを傷つけられなくする魔法をかけました。どんな危険や害からも、バルドルは免れます。ですが、この魔法には非常に気力が必要であるため、フリッグはヘズの方にも同じ保護を与えることはできませんでした。
それから数年経ったある日、ロキが宴に現れ、陽気に「ヘズ、兄貴を狙ってみろよ」と弓矢を渡しました。このとき、ヘズは大した問題とは思いませんでした。むしろ、こう考えたかもしれません。「兄は嫌な奴だ。なぜ俺にはないものばかりが彼に恵まれているんだ。それに、ちょっとしたいたずらくらいなんだっていうんだ?傷つくことなんて絶対にないさ。今夜の宴を盛り上げて、少しし返してやろう。」と。しかし、ヘズは気づくべきでした。ロキが「いたずら」を提案するとき、物事は予想通りになることはなく、結局自分が笑いものにされることを…
来月に続きます。
