文化 シリーズ 久留米と郡山 姉妹都市50周年・これまでとこれから(2)

■刀を鍬に持ちかえて
令和7年は久留米市と福島県郡山市が姉妹都市締結して50周年。
両市の交流の軌跡を4回シリーズで紹介します。

明治11(1878)年、明治政府は安積(あさか)(現在の郡山)の開拓を国営事業として行うことを決め、全国各地から旧士族の入植を募ります。その第1陣で入植したのが旧久留米藩士族です。先発隊8人が11月11日に郡山に到着。安積開拓の始まりです。
旧久留米藩士族は、最終的に141戸585人が入植。鳥取や高知など全国各地から入植した9藩の中で最も多い人数でした。入植した藩士は、「久留米開墾社」を結成。刀を鍬(くわ)に持ちかえて、安積の地を開墾しました。郡山の礎となった安積開拓は、旧久留米藩士族の努力が大きな役割を果たしたのです。
郡山市には現在も「久留米」という地区があります。昭和41(1966)年、当時の地名を改称する際、昔からゆかりのある「久留米」を新しい地名にしてほしいと住民が陳情。久留米1丁目から6丁目が誕生しました。

■郡山に残る「久留米」
(1)久留米水天宮
明治15(1882)年、移住した士族たちの願いによって、久留米の水天宮を分霊しました

(2)久留米押し絵
入植者が久留米で受け継いでいた伝統工芸『おきあげ(※)』を地域に広めました
(※)晴れ着の切れ端などの布に綿を入れたものをひとつひとつ重ねて作る押し絵

■郡山市職員イチ推し あがらんしょ!郡山グルメ
◇郡山ブラック
濃厚なしょうゆを使った黒いスープが特徴のご当地ラーメンです。
寒い季節に食べる一杯が最高です!
郡山市国際政策課 會田智恵さん
※「あがらんしょ」は郡山の方言で「食べてみて」

■記念ロゴ、できました
姉妹都市締結50周年記念ロゴマークができました。
くるめふるさと大使のパントビスコさんがデザイン。
ロゴマークは自由に利用できます。市公式ホームページからダウンロードしてください。
◎名刺などに利用できます

◎ダウンロードはこちらから
※QRコードは本紙P.14をご覧ください。

◎次回は、「久留米市と郡山市の交流」などを5月号に掲載予定です

問い合わせ先:総務課
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【FAX】0942-30-9706