文化 橋口五葉のデザイン世界 日本の伝統と西洋の美意識が融合

9月13日(土)から久留米市美術館で「橋口五葉のデザイン世界」が開催されます。
日本のブックデザインの先駆者・橋口五葉の作品約220点を展示します。

■名著の装丁を手掛ける
橋口五葉は明治14(1881)年に鹿児島市に生まれました。兄の紹介で夏目漱石と知り合い、『吾輩(わがはい)ハ猫デアル』の装丁を手掛けたことで一躍注目されます。その後も、泉鏡花や森鷗外などの著作の装丁を手掛け、ブックデザインの先駆者として活躍しました。一方で、《此美人(このびじん)》が呉服店の懸賞広告で一等賞となるなど絵画の才能も発揮。ジャンルを超え、日本の伝統と西洋の美意識が融合した独自のデザイン世界を確立しました。
会期中、記念講座やギャラリートークなど関連イベントも開催。詳しくは、市美術館ホームページで確認してください。

会期:9月13日(土)から10月26日(日)までの10時~17時。
月曜休館。9月15日(祝)と10月13日(祝)は開館
入館料:一般1200円、65歳以上900円、大学生600円、高校生以下無料。前売り券900円。チケットぴあ、ローソンチケットなどで販売

問い合わせ先:久留米市美術館
【電話】0942-39-1131
【FAX】0942-39-3134