くらし [防災特集]大雨や暴風に備えて

初夏から秋にかけて、前線や台風の影響で大雨・暴風などによる被害が発生しやすくなります。近年は、短時間に狭い範囲で非常に激しく降る雨も頻発しており、本年も最大限の注意が必要です。自分や大切な人の命を守るためには、事前の備えが大切です。日ごろから「田川市災害対応ガイドブック」を活用し、早めの避難を心がけましょう。

■[警戒レベル4・避難指示]で必ず全員避難!
市と気象庁が発表する警戒レベルは、洪水や土砂災害の度合いを5段階で設定し、市民のみなさんに行動を促す情報と、そのときに取るべき行動を示したものです。「警戒レベル4・避難指示」のときは、危険な場所にいる人は全員避難してください。「警戒レベル3・高齢者等避難」のときは、避難に時間がかかる高齢者や障がいのある人とその支援者は、危険な場所から避難してください。「警戒レベル5・緊急安全確保」は、すでに災害が発生しているか、災害の発生が切迫しており、命をおびやかす危険な状況と考えられます。警戒レベル5は必ず発令されるものではないので、警戒レベル4までに確実に避難してください。

■主な避難方法は4種類
避難とは「難」を「避」けること。市が開設する避難所に行くことだけが避難ではありません。以下(1)~(4)のどれを選ぶか、普段から決めておきましょう。
(1)市が開設する避難所に避難
(2)安全なホテル・旅館に避難
(3)安全な親戚・知人宅に避難
(4)自宅の中の安全な場所に避難
※(2)~(4)は、田川市災害対応ガイドブックに掲載しているハザードマップを確認し、安全な場所かどうかを確認してください。また、ホテル・旅館に料金や対応などを問い合わせたり、親戚・知人に相談したりするなど、事前の確認をお願いします。

■避難所での感染防止対策
本市では、避難所内での避難者同士の距離の確保など感染防止対策に取り組んでいます。また、台風の接近や数日後に大雨が予想されるときなど時間的余裕がある場合は、避難所での混雑を避けるため、安全が確保された親戚・知人宅、ホテルなどの利用を検討しましょう。

■情報の収集
メール配信や防災アプリなどを活用し、市からの緊急情報を確実に入手しましょう。
◇ふくおか防災ナビ・まもるくん
現在地の防災情報や避難情報などを簡単に入手できる福岡県が提供する防災アプリです。

◇NHKニュース・防災アプリ
現在地の防災情報や避難情報などを簡単に入手できるNHKが提供する防災アプリです。

◇田川市公式LINE
災害時に市の公式LINEで緊急情報や防災情報を確認できます。LINEアプリ内で「田川市」と検索するか、2次元コードから登録をお願いします。

◇KBC「dボタン広報誌」
市の緊急情報や避難情報などを含め、さまざまな情報を「dボタン広報誌」としてテレビで発信しています。使い方は簡単で、テレビのチャンネルをKBC(1ch)に合わせ「dボタン広報誌」を選ぶだけ。設定作業や費用負担はなく、テレビでデータ放送が視聴できればいつでも情報を確認できます。

◇Yahoo!防災速報
現在地の防災情報や避難情報などを簡単に入手できるヤフー株式会社が提供する防災アプリです。

◇防災行政無線音声案内(無料)
防災行政無線の放送が聞き取れなかったときは、電話で確認できます。
【電話】0120-894-215
(フリーダイヤル)

■災害対応ガイドブックの活用
オレンジ色の表紙の「田川市災害対応ガイドブック」では、彦山川や中元寺川、金辺川などが氾濫した場合に、どこの区域がどのくらい浸水するのか、色分けしてわかりやすく表示しています。また、がけ崩れや土石流などが起こりやすい区域、堤防が決壊した場合に人的被害のおそれがある「防災重点ため池」の位置も示しており、自宅の近くの危険性を把握できるようにしています。さらに、避難場所や避難にかかる時間、避難を始めるタイミングなど家族で決めたルール(マイタイムライン)を書き込める工夫も取り入れています。いつ起こるか分からない災害に備えて、普段からガイドブックを活用しましょう。

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