- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県田川市
- 広報紙名 : 広報たがわ 令和7年6月1日号
◆基本理念
地域(患者・かかりつけ医・住民・職員)の求めに応え、安全・安心な医療を支えます
[特集]新体制、始動。―地域の求めに応えるために―
■病院長就任のご挨拶
令和7年4月1日付で病院長に就任しました荒木優と申します。田川市立病院には令和4年10月から副院長として勤務しておりました。
平成30年の松隈前病院長の就任挨拶では、国が進めている地域包括ケアシステムについて触れ、地域全体で連携・協力しながら医療・介護・生活支援に取り組むことの重要性を説かれていました。しかしその後、令和元年12月に新型コロナウイルス感染症が発生し、世界的な大流行に至ったのはみなさんもご存じの通りです。
田川市立病院は、福岡県の第二種感染症指定医療機関として、全職員が一丸となり感染症対応に努めてまいりました。新型コロナウイルス発生から5年が経過した現在、医療サービスの地域格差拡大や医療システムの毀損(きそん)は、コロナ前の予想以上に早く進んでいるように感じます。
これ以上の悪化を防ぐためにも、医療・介護・地域住民一人ひとりが主役となり、田川地域の医療と生活環境の向上に取り組めるよう、私たちも力を尽くしてまいります。
■診療体制の充実
令和7年4月からの診療体制について一部を紹介します。
◇循環器内科
循環器内科は、常勤医1人の増員により常勤医4人体制となりました。常勤医の増員により、入院・外来診療や手術、検査、急患対応が強化されます(令和7年4月から日勤帯に限り緊急カテーテル検査・治療を開始)。
当院は、田川地区唯一のカテーテル検査・治療可能施設としての役割を果たすべく、より強固な体制で診療を行います。
◇総合診療科
総合診療科は、常勤医1人の増員により常勤医4人体制となりました。
当科は、地域の医療機関と連携し専門的な医療を提供する中で、専門領域に特化せず、総合的に診療・診断することが利点です。
臓器や疾患にとらわれず、他科と連携し、多くの疾患を合併する患者さんへの包括的ケアを行います。
◇緩和ケア内科
緩和ケア内科は、常勤医1人の増員により常勤医2人体制となりました。令和2年の小早川医師着任以降、緩和ケアの診療や教育の充実、緩和ケアセンター開設など、田川地域における緩和ケアの普及・啓発に努めてきました。
医師の増員により、患者さんの苦痛に対し、より充実したサポート体制となりました。
■田川市立病院 新任医師のご紹介
医師の専門分野や資格、メッセージなどは当院ホームページをご覧ください。
(令和7年4月)
・循環器内科 医長 井上 航之祐
・消化器内科 医長 武田 和大
・消化器内科 医員 藤井 陽三
・腎臓内科 医長 松本 英展
・腎臓内科 医員 原 裕一郎
・緩和ケア内科 医員 高野 弘之
・総合診療科 医長 野下 育真
・総合診療科 医員 藏内 稔裕
・総合診療科 医員 武富 文哉
・総合診療科 医員 石田 祥瑛
・小児科 部長 藤吉 順子
・小児科 医員 石倉 稔也
・外科(脳神経外科)部長 庄野 禎久
・外科 医員 米野 正識
・整形外科 部長 佐藤 太志
・整形外科 医員 橋詰 惇
・整形外科 医員 神崎 真一
・泌尿器科 医長 松岡 和福
・産婦人科 医員 野田 貴美子
・産婦人科 医員 武田 真太郎
・臨床研修医 新德 千広
・臨床研修医 齊藤 栄毅