- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県八女市
- 広報紙名 : 広報八女 2025年5月1日号
《5月12日は、民生委員・児童委員の日-5月12日~18日は活動強化週間-》
心配ごと、悩みごと、ひとりで抱えていませんか?民生委員・児童委員は、あなたの身近な相談相手です。相談内容に応じて、関係機関へのつなぎ役になります。あなたの秘密は固く守られます。
■民生委員・児童委員とは
民生委員・児童委員は、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱され、児童福祉法に定める児童委員を兼務している非常勤の地方公務員です。
市では、212人の委員(うち26人が主任児童委員)が活動しています。
■民生委員・児童委員の役割
民生委員・児童委員は、自らも地域住民の一員として、高齢者や障がいのある人の安否確認や見守り、子どもたちへの声かけなどを行っています。医療や介護の悩み、妊娠や子育ての不安、失業や経済的困窮による生活上の心配ごとなど、さまざまな相談に応じて、必要な支援が受けられるよう、市役所や地域の専門機関へのつなぎ役になります。
また、民生委員・児童委員の中でも、子どもや子育てに関する支援を専門に担当するのが主任児童委員です。市内で生まれた全ての乳児を訪問する「こんにちは赤ちゃん訪問」などの活動を行い、子育て世帯を見守っています。
■八女市民生委員児童委員連絡協議会とは
市では、福島・長峰・上妻・三河・八幡・川崎・忠見・岡山・上陽・黒木・立花・矢部・星野の13校区それぞれに校区協議会、また市全体で主任児童委員部が設置されています。これら13校区・1部をまとめる横断的組織として、八女市民生委員児童委員連絡協議会が設置されています。
それぞれの校区協議会や主任児童委員部、また連絡協議会全体で、地域の課題を共有し、対応方法について検討したり、資質向上のための研修を行ったりしながら、地域福祉の向上に努めています。
■ごあいさつ
八女市民生委員児童委員連絡協議会
会長 田村邦子
現在、地域福祉の分野にはさまざまな課題が山積しています。急速な少子高齢化の進行、高齢者単身世帯や高齢者のみ世帯の増加に加え、個人の生活様式の多様化や地域のつながりの希薄化により、地域社会の抱える課題は複雑化・複合化しています。
このような課題に対し、私たち民生委員・児童委員は困りごとを抱えている方の相談に応じ、必要な支援機関への「つなぎ役」として活動しています。「こんな小さなこと相談していいのかな」、「家族のことは自分でどうにかしないと」など相談をためらう方もいらっしゃいますが、少し話すだけで荷が軽くなることもありますし、適切な支援が受けられることもよくあります。ぜひ、気軽に民生委員・児童委員を活用していただきたいと思います。私たちももっと身近な存在になれるよう、高齢者宅や乳児家庭の訪問活動をはもちろんのこと、地域のお祭りやサロン活動、登下校の見守りなど様々な場所に顔を出していきたいと思います。
また、地域の皆さんを適切な支援へつなげられるよう市役所や社会福祉協議会などの支援機関とも相互理解を大切にし、顔の見える関係性を築いていきます。一人でできることは限られていますが、多くの方とつながることでたくさんの課題を解決することができますし、時間の掛かる課題だったとしても、その課題を共有する仲間が増えることで解決に向けて歩み始めることができます。ぜひ、お気軽にお声掛けください。
あなたの地域の民生委員・児童委員についてのお問い合わせは…
福祉課福祉総務係
【電話】24-8030
黒木支所市民生活福祉係
【電話】42-1463
立花支所市民生活福祉係
【電話】23-4932
上陽支所市民生活福祉係
【電話】54-2218
矢部支所市民生活福祉係
【電話】24-9142
星野支所市民生活福祉係
【電話】52-3113