くらし 新庁舎建設事業 パブリックコメントを実施 たくさんのご意見ありがとうございました

令和6年12月23日から令和7年2月4日にかけて、「筑後市庁舎建設基本計画(素案)」に対する意見募集(パブリックコメント)を実施したところ、150件(提出者は97人)の意見が提出されました。
今回の意見募集の中で、特に多くの意見があった「冠水への対策」について、市の考え方を紹介します。

意見:現在の市役所周辺は水害の心配があるので、別の場所に建設してもよいのでは。

■市の考え
過去の記録的な大雨による、山ノ井川の越水などの影響を受け、現庁舎周辺では道路などが冠水したことがあります。そのため、国・県・関係市町は、流域治水の考え方に基づき、それぞれの役割に応じて、関係機関と連携しながら流域全体の治水対策を進めています。
山ノ井川の管理者である県は、治水対策として、河道拡幅や堤防の嵩(かさ)上げ、浚渫(しゅんせつ)などを実施しています。他にも、山ノ井川の本川である筑後川への排水能力を強化するため、排水ポンプの増設や、八女市内からの雨水流出を抑制する調整池(3池)の整備を計画しています。
これらの対策により、山ノ井川の水害リスクは大幅に低減する見込みであり、市は関係機関と連携しながら、今後も流域治水対策を推進し、安全性をさらに高めていきます。加えて、令和6年3月に策定した「JR羽犬塚駅周辺地区都市再生整備計画」に基づき、同地区の内水対策として、雨水貯留施設の整備や排水路の改修を進めると共に、地域と一体となった防災まちづくりを進め、中心拠点である羽犬塚駅周辺地区の安全性と防災性の向上に取り組んでいます。
建設地の選定は、4候補地から2候補地にしぼった基本構想(※1)を踏まえ、基本計画(※2)で2候補地からの検討を開始しました。検討内容として、7つの視点「利便性」「機能性・効率性」「まちづくり」「経済性」「実現性」「安全性」「環境保全性」を総合的に比較・評価し、水害リスクとその対応なども考慮した上で、現在地での建て替えを進めることが最善であると判断しました。
(※1)基本構想とは、庁舎の基本理念や基本方針を定めるものです。
(※2)基本計画とは、庁舎の場所や機能、概算事業費など具体的な案を示すものです。

(より良い庁舎建設のため、みんなで考えていきたいま~る!)

問合せ:契約管財課
【電話】65-7067