- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県太宰府市
- 広報紙名 : 広報だざいふ 令和7年4月1日号
■大震災の節目に、備えを
防災専門官
野田(のだ)秀敏(ひでとし)
1995年1月の阪神・淡路大震災から30年、2005年3月の福岡県西方沖地震から20年が経過しました。
6,434人の死者がでた阪神・淡路大震災以降も、全国で活断層による内陸直下型地震がくり返し起き、最大震度7を記録した大地震はこの30年間で7回、約4年に1回のペースで大地震が発生しています。
内陸部で地震を引き起こす活断層は、全国に約2,000あり、毎年、政府の地震調査研究推進本部が、長さ20km超の大きな影響が予測される活断層について、今後30年以内の地震発生確率を発表しています。
県内には7つの主要な活断層があります。中でも福岡市から太宰府市を縦断している警固活断層(陸上部約27km)は、最も危険度が高い「Sランク(地震発生確率0.3〜6%)」に指定され「マグニチュード7.2、最大震度6強」が想定されています。
阪神・淡路大震災は0.02〜8%、熊本地震はほぼ0〜0.9%と低い地震発生確率でしたが、突然、激しく揺れ激甚化して多くの被害が発生しました。
警固活断層による地震も、いつどこで発生してもおかしくない状態にあり、常日頃から備えておくことが大切です。
▽活断層とリスク評価
4段階でSランクは最も危険、Zランクは3番目に危険
※地図は本紙P.22をご覧ください。
▽地震が起きる前に、備えておく5つのこと
・家具の固定や防災グッズの準備
・避難経路・場所の確認
・家族との連絡手段の確保
・地域の防災訓練への参加
・継続的な防災・減災への取り組み
防災安全課 防災対策係
【電話】内線531
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