- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県太宰府市
- 広報紙名 : 広報だざいふ 令和7年7月1日号
■ヘルスメイトとは?
ヘルスメイト=食生活改善推進員。全国的な取り組みの中で、太宰府市食生活改善推進会(以下、食進会)は昭和62年に発足しました(元々は婦人会活動としてこれ以前から活動)。現在では40代〜80代の会員61人が在籍し、「私たちの健康は私達の手で!」をスローガンに、市民の食生活改善を通じた健康づくりをボランティアで推進しています。会員の中には、30年以上在籍する人もいます。
■どんな活動をしている?
▽太宰府市民の健康づくりのために、「食生活改善」を普及する
ヘルシーおやつ作り、季節の野菜を使った料理、おもてなし料理などの教室/親子向け料理教室/健康フェスタへの出展など
▽学んだことを地域の公民館や一般公募の教室で伝える「啓発」をする
若者世代・働き世代への健康講座/フレイル予防のシニアカフェなど
▽行政の「保健事業に協力」する
離乳食教室(本紙P19)、生活習慣予防の教室など
■こんな健康につながっています
食進会が主催する各種教室の参加者は年々増加しています。令和4年度は41人、令和5年度は74人、令和6年度は120人が延べ人数で参加しました。
本市の健康寿命では、令和2年と令和5年を比べて男性は80.6歳→81.1歳へ女性は84.7歳→85.3歳へ伸びています。(出典:KDBシステム地域の全体像の把握)
一人一人が健康に気をつけた生活を送ることで、元気に長生きできるまちになっています。
■表彰されました
食進会の会員が、令和6年度に栄養関係功労者として厚生労働大臣表彰を受けました。受賞した中村千枝さんは、平成元年4月に本市食推会へ入会し、会員として約35年間、会長として約20年間、活動に尽力してきました。会員をまとめ、市と連携して市民の食生活改善と健康づくりに大きく寄与し、会長を退任後も次世代リーダーを育成しています。
■学んだことを伝えています
5月29日(木)に健康づくりを目的とする市主催の「ヘルスアップ教室」を開催しました。この日は、4人のヘルスメイトが講師となり、一般公募で参加した市民と糖尿病予防をテーマとした調理実習を行いました。
ヘルスアップ教室では年6回、生活習慣病予防のための学び・体験の場を設けています。
【ヘルスアップ教室〜糖尿病予防編〜】
日時:
(1)9月11日(木)午前10時〜11時30分
(2)9月18日(木)午前10時〜午後1時
※全2回
場所:いきいき情報センター
対象者:40〜75歳の市民
定員:15人(申込多数は抽選)
内容:
(1)は保健師からの講話
(2)は管理栄養士からの講話、調理実習
持ってくるもの:
(1)は健診結果表
(2)はエプロン、ふきん2枚(食器用・台ふき用)、三角巾、実習費500円
申込方法:電話・ファクス・申込フォーム
※申込フォームの二次元コードは本紙P.7をご覧ください。
※脂質異常症・高血圧予防教室も別の月に開催予定です。
■自主学習で学んでいます
6月4日(水)に会員が集まって、健康増進につながるメニューを調理実習しながら学びました。
[メニュー]
・さば缶の南蛮漬け
・小松菜のピーナッツ和え
・冷製豆乳味噌スープ
・にんじんのカップケーキ
[ポイント]
暑い日でもさっぱり食べられる手軽なレシピです。
こうした学習会は定期的に行われ、啓発のために必要な知識や技術を磨いています。
▽野外研修も予定しています
食品に関する学びを深めるために、会員が参加できる野外研修を定期的に行っています。
日程:9月16日(火)
内容:
・永利牧場見学・体験
・ヤクルト工場見学(予定)