くらし 【防災だより その77】梅雨明け後は台風に注意

防災専門官
野田(のだ)秀敏(ひでとし)

梅雨が明けて夏本番を迎えていますが、8月は台風の発生回数が年間で最も増える本格的な台風シーズンに入ります。ここ数年、毎年大きな災害を起こす台風ですが、事前の備えや防災情報の利用で、被害を防ぐ・軽くすることができます。台風や大雨の危険が迫っているニュースを見たり聞いたりしたタイミングで、災害への備えをもう一度、確認しましょう。

【台風が近づいたら、事前の備え】
◎窓や雨戸は、しっかり閉めてカギをかけておく
◎飛ばされそうな物は、固定するか家の中に収納する
◎部屋の中の安全対策
外からの飛散物に備えてカーテンやブラインドは下ろし、窓ガラスに飛散防止フィルムやガムテープを×印に貼って補強する。
◎排水口や側溝は、清掃して水はけを良くしておく
◎非常時持ち出し品の確認
懐中電灯・携帯ラジオ・非常用食品・飲料水・雨衣・衣類・貴重品・救急薬品・携帯電話(充電器)など
◎水の確保
断水に備えて、飲料水や生活用水を確保しておく。トイレが使えるようにお風呂に水をためておく。
◎避難場所・方法を確認する
・市のハザードマップで自宅周辺の土砂災害や洪水の危険性を確認しておく。
・自宅周辺の緊急避難場所や指定避難所への経路や所要時間を確認しておく。
・家族で避難場所や連絡方法を、話し合っておく。

【避難するときに注意すること】
•非常時持出品を背負い、両手は使えるようにする。
•浸水や冠水の時の避難は危険。早めに避難する。
•動きやすい服装と運動靴で避難する。
•単独行動はせず、2人以上で避難する。
•水面下は危険。棒や傘を杖にして確認しながら歩く。
•歩行できる水深の目安は、50cm(ひざの高さ)。
•高齢者は背負い、子どもには浮き輪をつけて安全を確保する。

■コミュニティ無線でJアラートを試験放送します
日時:8月20日(水) 午前11時
※予備日:9月10日(水)

問い合わせ:防災安全課 防災対策係
【電話】内線531
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