くらし まちかどウォッチング

地域のイベントや話題となった出来事などを写真付きで紹介するコーナーです

■BRASIL ao JAPAO オペラと心の歌コンサート
ふるさとへの想い皆で共有
3月30日、甘木歴史資料館で「さくらコンサート・オペラと心の歌コンサート」が開催されました。ゲストはブラジルで長年日系人のために日本の歌を歌い続けてきた、ガネヴィ正美さん。今回のコンサートは、故郷を想いながら暮らす人々の気持ちに寄り添い、心の歌を味わおう、と企画されました。
観客には、家族でブラジルへ渡り、20年近く農業に従事したのち、朝倉市へ戻った母娘の姿もありました。コンサートでは、満開の桜を背景に日本やブラジルなど世界の名曲が披露され、最後には観客も交えて「ふるさと」の大合唱。目頭を押さえる人も数多く見られ、心温まるコンサートとなりました。
※タイトル「JAPAO」の「A」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

■頓田の森の悲劇
一木爆死学童慰霊祭が行われました
太平洋戦争時の昭和20年3月、米軍B29による爆撃で児童31人が亡くなった「頓田の森の悲劇」から80年。3月27日にその慰霊祭が行われました。慰霊祭には約50人が参列し、子どもたちの遺影や位牌が並べられた祭壇に手を合わせました。
「頓田の森の悲劇」で姉を亡くし、自身も重傷を負った、一木爆死学童遺族会会長の窪山強一さんは「世界中で起こる戦争で今も子どもたちが犠牲になっていることが悲しく、悔しい。改めて、頓田の森の悲劇を後世に伝えていかなければならない」と強く誓いました。

■九州北部豪雨チャリティーイベント
届け!朝倉へのエール!
3月30日、福岡市で「あさくらライブ&マルシェin天神」が開催されました。復興パネル展や朝倉の特産品や加工品が並ぶマルシェのほか、朝倉市出身のえとぴりかさんなど県内で活動するアーティストのライブも行われ、歌で朝倉にエールを届けました。多くの人でにぎわった会場でのライブやマルシェの売り上げの一部は、朝倉市に寄付されます。

■介護の仕事の魅力発信授業
高校生が介護現場を体験
3月12日・13日に朝倉東高校で朝倉介護保険事業者協議会による介護体験授業が行われました。2年生約80人が参加し、高齢者疑似体験と車いす体験で介護をする側と受ける側の両方を体験。実技後にはグループディスカッションとその発表を行いました。参加した高校生は介護のやりがいや魅力を実感し、実りある介護体験授業となりました。

■1日限りの特設コースで
疾走!白熱!自転車レース
3月16日、キリンビール福岡工場で「あさくらサイクルフェスティバルVol.8」が開催されました。
メイン会場のキリン花園では「キリンMTB2時間耐久レース&キッズレース」が行われました。当日は雨模様で、ぬかるんだコースに選手たちは悪戦苦闘。ペダルもタイヤも泥だらけになりながら走り切りました。キッズレースでは子どもたちみんな一生懸命に走り、思い思いにレースを楽しみました。耐久レースに参加した選手は「ペダルが回らず大変なレースだったが、最後まで楽しく走れ、いい思い出になりました」と笑顔で話していました。
また、あさくらの豊かな自然や3つのダムを巡る「ツール・ド・あさくら」も同時開催。市内外から集まった多くのサイクリストが最長120kmのコースを駆け抜け、あさくら全体が自転車に染まった1日となりました。

■「コンネアサクラ」オープンから1年
さらに深まる移住者のつながり
昨年4月に移住定住交流センターコンネアサクラがオープンして1年が経過。コンネアサクラでは朝倉市への移住・定住のPRとして「朝倉市移住体験&空き家見学モニターバスツアー(写真(1)(2))」を実施しました。21人が参加し、市内の生活環境の案内、空き家やお試し居住ハウスの見学、先輩移住者との交流を行いました。また、移住者同士の交流の場として、「移住者交流会(写真(3))」を杷木松末アウトドアヴィレッジで実施。40人が参加し、バーベキューをしながら交流を深めました。どちらも参加者から「朝倉がさらに好きになった」と好評の声をいただきました。
4月1日からは地域おこし協力隊として愛知県出身の仁科(にしな)徹さんが着任。また、元地域おこし協力隊の栗林直人さんに集落支援員を、浅川華子さんに朝倉市の魅力をSNSなどを活用して広く発信する朝倉市魅力発信アンバサダーを委嘱しました。今後も朝倉市のさまざまな魅力を市内外に発信していきます。

■環濠(かんごう)に感動~甦(よみがえ)れ!多重環濠~
きれいになった環濠見に来ませんか?
3月15日、平塚川添遺跡公園内の復元環濠に堆積した土砂や水生植物を清掃するイベント「環濠に感動~甦れ!多重環濠~」が行われました。雨の中の開催でしたが、市内外から80人が参加し、清掃をしながら公園内に生息する生き物の観察も実施。参加者からは「大変だったが、きれいになった環濠をみて達成感があった」などの声があがりました。