くらし まっちライターレポート

大木町のヒト・モノ・コトを住民目線で伝えてくれる「まっちライター」。今回も大木町の日々をレポートしてくれました。

3月26日、石丸山公園を散歩していると、桜が咲いていました。桜が満開の時よりもつぼみが少し残っている状態が好きです。
近くの麦畑が青々としていました。寒かった冬も終わりを告げ、春がやってきたと実感しました。
例年は入学式になると桜が散っています。長男の入学式の日も、既に散っていました。今年は入学式まで桜が咲いていたそうです。
「我が子の人生の節目である卒業式や入学式で、桜が咲いているといいな」と思いつつも、こればかりは運としか言えないと思いました。
(石川)

八町牟田にある青果パックセンターでは、44人の日本人と一緒に20人の特定技能外国人(フィリピン、インドネシア)が活躍しています。
彼女たちは主にパック詰めの作業などに従事し、イチゴの出荷が始まる11月中旬頃からシーズン終盤である5月中旬まで大木町で過ごしています。今年は5月8日まで大木町で作業し、12日からは北海道でトマトの作業に従事するそうです。
特定技能外国人は、派遣前に日本語と日本のマナーを勉強しているため、特定技能実習生と比べると日本で働ける期間が長いそうです。
近年、円安の影響で日本以外の国で働いたほうが儲かるとのことですが、パックセンターで働いている特定技能外国人の方々は日本を選択した人たちであるそうです。カナダやオーストラリアなど為替の影響でお給料のいい国を選ぶことができるのに、日本を選んでくれてありがたい限りです。
センター長によると、いろいろな国籍や宗教の人たちを迎えるため、礼拝するスペースを用意するなど、幅広い対応を行っているようです。労働力不足が懸念される中、さまざまな国の人たちが魅力を感じる職場にしていきたいと話されました。
パック詰めをする女性たちに、休日をどのように過ごしているか聞いてみました。「電車で天神に行きました。」「有名な博多ラーメンの店に行きました。」「お土産に麺を買いました。」ニコニコと素敵な笑顔で答えてくれました。中には連休を使って茨城県の友人に会いに行った人もいました。驚くべき行動力!!
大木町に来て一番驚いたことは、水がきれいなことだと教えてくれました。水道水のことではなく、堀などの風景が、故郷と全く違ってきれいで、写真をたくさん撮ったとのこと。あとは電車などで福岡の都会にも近く、すごく住みやすい町だと感じたそうです。
美味しいイチゴを傷つけずに届けるために、愛情を込めて丁寧に作業する皆さんの姿が印象的でした。
(宮川)