- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大木町
- 広報紙名 : 広報おおき 2025年11月号No.536
約70%の人が、伝えたり、意思決定することが難しくなったりして、自分の思いを伝えないまま最期を迎えると言われています。
11月30日は「人生会議の日」です。伝えておきたい大切なことは何か、考えてみましょう。
■人生会議とは?
自分が大事にしていることや望んでいること、どのような医療やケアを受けたいかを、前もって考え、周囲の大切な人と共有しておくことを「人生会議」(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)といいます。
■ゲームで楽しみながら
地域包括支援センターでは、出前講座の「もしバナゲーム」を通して、自分の最期を考える講座を実施しています。
「自分がもし余命半年だったら?」というテーマで、カードに書かれた内容をヒントに、残りの人生を「どのように生活したいか、どんなことを大事にしたいか」など、自分にとって大切なことを考えるゲームです。
普段、大事なことと分かっていても、何となく避けてしまいがちな「人生の最期(もしものはなし)」を、ほかの人と一緒にゲーム感覚で取り組むことで、明るい雰囲気で前向きに考えることができます。
■参加者の声
何も分からず、初めて参加しました。初めは「余命半年⁉」と驚きましたが、仲の良い方々と一緒にゲームに参加したことで、ハードルが下がり、気付いたら一生懸命考えていました。日頃考えることがない「最期の生き方」を考えることができて、これから家族に話したり、準備をしたりしていきたいと思いました。
誰もが、命に関わる病気やけがをする可能性があります。
あなたやあなたの大切な人が「もしも」の時に、何が大事なのか、家族や大切な人と会議(はな)しておくことで最期まで自分らしい生活を送ることにつながります。
「もしバナゲーム」に興味がある人は、大木町地域包括支援センターにお気軽に問い合わせください。
問合せ:大木町地域包括支援センター
【電話】0944-33-0657
