子育て 【学校教育】学力・学習状況調査の結果と地域とともにある学校づくり(2)

Q.地域とともにある学校づくりとは?
A.学校・地域・保護者が協働してつくる学校

【地域とともにある学校づくり~夏休み中の地域学校協働活動~】
「地域とともにある学校づくり」とは、学校が地域社会の一員として、地域や保護者と連携してつくる学校のことで、子どもたちをみんなで見守り、育てる協働のかたちです。
広川町では、地域学校協働活動と学校運営協議会を通じ、地域全体で子どもの学びを支え、学習支援や体験活動を広げています。これは、学校と地域が一体となって目標設定を行い、透明性の高い評価を通じて、教育と地域づくりを相互に高める持続可能な基盤を築くことを目指すものです。
学校は、保護者や地域住民と教育目標を共有し、地域の「ひと・もの・こと」を活用することで、社会に開かれた教育課程を実現します。普段できない体験活動などの多様な行事を組み込み、地域住民の誰もが学びにアクセスできる「地域とともにある学校づくり」を推進しています。

▼学校運営協議会
広川町では、3小学校1中学校を一つのコミュニティと考え、学校運営協議会を設置しています。学校と地域、保護者が協働で子どもたちの豊かな成長を支え、「熟議」「協働」「マネジメント」の3つの視点で行われます。
8月29日(金)に開催した第3回協議会では、中広川小学校と上広川小学校を視察し、学校の運営方針が教育活動に反映されているかを確認しました。

▼地域学校協働活動
子どもたちが生涯にわたって自らを高め、豊かな人生を送れるよう、主体的に学ぶ生涯学習の充実に努めています。その一つの取り組みとして、地域学校協働活動があり、夏休み期間中に次のような活動を行いました。

○上広川小学校・学び道場
上広川小学校で、広川町地域学校協働本部の事業である「夏休み学び道場」を7日間開催しました。
対象は、上広川校区の5・6年生17人で、地域のボランティア24人、大学生・高校生13人にも参加してもらいました。
夏休みの学習に加え、地域の人が先生となり、「習字」「体操」「多文化共生」などの多様な学習を行いました。

○子ども会リーダー研修
大自然の中で団体生活を通して、社会性・自主性を培い、青少年リーダーを育成することが目的です。
8月8日(金)~10日(日)の3日間、福岡県立少年自然の家「玄海の家」で、子ども会リーダー研修会を行いました。
町民会議推進部会サポートのもと、高校生シニアリーダーが企画・運営を行い、中学生ジュニアリーダーが小学生班の班長となり、海水浴や夜の冒険、キャンドルの集いなどのレクレーションを楽しみました。

○子ども記者講座
記者体験を通して、文章表現の大切さを知ってもらうことや広川町の広報紙に興味を持ってもらうこと、学年に応じて主体的に学ぶ力を育むことが目的です。
7月24日(木)・25日(金)の2日間、取材や文章について学び、子ども記者が副町長にインタビューしました。詳細は、今月号の特集をご覧ください。

○広川町子ども体験教室
「ふるさとのよさを知ろう」をテーマに、ゴットン館での「そば打ち体験」、ゆげ製茶での「お茶物語」、森山絣工房での「久留米絣ワークショップ」、古墳公園資料館での「銅鏡作り」などの体験活動を行いました。

問合せ:子ども課学校教育係
【電話】0943-32-1194