- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県添田町
- 広報紙名 : 広報そえだ 令和7年8月号
■受刑者の社会復帰に尽力した林新二さんが瑞宝単光章を受章
元法務看守長の林新二さん(下中元寺)に瑞宝単光章が授与されました。林さんは西田川高等学校卒業後、日本国有鉄道に勤められ、その後昭和62年に法務事務官(刑務官)を拝命。最初に小倉拘置所(現小倉拘置支所)に配属され、その後福岡刑務所、北九州医療刑務所、大牟田拘置支所で勤務され、長きにわたり法務行政に尽力してこられました。「高等学校卒業程度認定試験が刑務施設内でも受けられるようになったときに、担当者として応募する受刑者の募集や、試験教科を教える人材探しなどに奔走しました」と大変だった当時を振り返り、また、「刑務所に収容されている人を更生させることができたと実感できたとき、刑務官のやりがいを感じました」とも話してくれました。定年退職後も令和7年3月まで飯塚拘置支所に再任用として勤務した林さんはいつ呼び出しがあるかわからないからという理由もあり、定年退職するまでずっと単身赴任をされていました。現在は、添田町に居住拠点を戻し、ご夫婦で健康教室に通ったり、時々少し遠いところへ買い物に出かけたりと、家族との時間を大切に過ごしているそうです。最後に、「県外勤務の可能性もあった中、県内で勤務できたことは運が良かった、そして受章は長い間、単身赴任を支えてくれた妻のおかげです」と優しい笑顔で語ってくれました。
■事件・事故から自分の命を守るために
7月3日、添田小学校で防犯教室が行われました。防犯教室に先立って、福岡県警察音楽隊による安全・安心コンサートが行われ、クラシックメドレーや添田小学校校歌などの演奏が披露されました。防犯教室では、水の事故を防ぐため「子どもだけで川に遊びに行かない」「ライフジャケットを活用する」などの注意事項や「ついていかない」「車にのらない」などの自分を守るお約束“いかのおすし”を学んだ児童たち。田川警察署の皆さんの話を真剣な眼差しでしっかりと聞いていました。
■犯罪のない明るい社会をみんなで目指す
添田町保護司会(水上普(ひろし)会長)の皆さんが社会を明るくする運動月間中の7月2日、道の駅歓遊舎ひこさんで啓発活動を行いました。犯罪や非行をした人の立ち直りを支援する民間ボランティアの保護司。この日は福祉施設に物資支援などを行う町更生保護女性会(重松美津子会長)と保護司の活動に理解を深めてもらうため啓発グッズを配付しました。水上会長は「非行や犯罪を犯した人の立ち直りには地域の理解が必要です。多くの人に保護司の活動を知ってもらいたいです」と話していました。
■差別されない権利を守っていくために
同和問題啓発強調月間中の7月29日、オークホールで九州大谷短期大学の組坂幸喜さんを講師に「差別されない権利」と題して人権講演会が開かれました。全国部落調査復刻版出版事件やインターネット上の書き込みなどの事例から「インターネットが普及したことで差別意識が顕在化してきた」と指摘した組坂さん。差別をなくそうとしている人たち・行政・教育機関が連携して差別意識を持つ人や差別的内容を掲載したウェブサイトへの啓発を続けていかなければならないと話していました。
■クワガタを手に笑顔溢れる子どもたち
7月26日、道の駅歓遊舎ひこさんでKABUTO・KUWAGATAクジ引き大会が開催されました。道の駅職員が育てたり採ってきたりしたカブトムシとクワガタ330匹の他、新鮮な野菜や特産品なども合わせ約600の景品が用意された催しは、10時の開会前から館内に入りきらないほどの人でにぎわいました。9時の道の駅開店から並んで待った人も多く、2時間程で完売。午後からはカブトムシ、クワガタの大きさ自慢大会も開催され、道の駅が昆虫と子どもの笑顔でいっぱいになりました。
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