- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県赤村
- 広報紙名 : 広報あか 2025年6月号 VOL.830
▼赤村・初夏の風物詩
江戸時代から続く「五穀豊穣」「無病息災」を願う赤村伝統の祭りが、今年も5月4日〜5日の2日間にわたって開かれました。五月晴れの空のもと、上赤区では色鮮やかに飾られた山車(やま)がお披露目され、神社の参道を進みました。
4日昼に御旅所(旧上赤分校)から光明八幡神社へと歩みを進めた上赤区の山車。鐘と太鼓のリズムに合わせた「よおっとこしょい」のかけ声とともに、地元住民ら40人ほどが手綱を引き、約300メートルの参道を往復しました。夜には御旅所で大内田神楽の奉納演舞が披露され、会場は鬼に抱かれる子どもたちの元気な泣き声と、それを見つめる大人たちの笑顔にあふれました。
約20メートルもの高さが特徴的な山車。赤や黄色の和紙が貼り付けられた馬簾(ばれん)飾りや「奉寄進」と書かれた、地元から嫁いでいった人からの寄進物である約40本ののぼり旗などが立てられ、新緑に色づく村の風景に映えました。
山車の運行を仕切るのは地元青年団を母体とした「有志会」。そろいの法被を身にまとったメンバーたちの、威勢の良いかけ声が四方へ響きました。
下赤区では山車のお披露目は見送られ、我鹿八幡神社を出発した神輿が2日間にわたって地元を練り歩きました。立ち寄り先の家からは、担ぎ手たちへ飲み物や軽食が振舞われました。
▽祭りの流れ
〇4日
13時:山車が御旅所(旧上赤分校)を出発 光明八幡神社へ
14時:光明八幡神社到着 祭典執行 神輿お披露目
14時30分:神輿と山車が光明八幡神社を出発 御旅所へ
19時:御旅所で大内田神楽奉納
〇5日
13時:祭典執行 御旅所で赤村縁太鼓が演奏
14時30分:神輿と山車が御旅所を出発 光明八幡神社へ