子育て (特集)こどもの未来をつくる学校生活~まちの未来を担う小学校教育~(5)

■通学路の安全をまもる地域のチカラ
~優しさから広がる地域の絆~

◇核家族化が全国で広がる中、昔ながらの頼れる「近所の皆さん」が、地域のみんなをまるで家族のように温かく見守っています。困ったときには手を差し伸べてくれる、そんな存在が身近にあります。
お互いを見守り、支えあう活動をしてくれる方のおかげで、みんなが安心して住み続けられることができます。吉富町では、自治会をはじめとしたボランティアの方や青色防犯パトロール隊員のパトロールにより、登下校中の児童をしっかりと見守っています。「事故があってからでは遅いですよね。こどもの事件や事故は未然に防ぎたい。」そう話す自治会をはじめとしたボランティアの方々。「交通ルールだけでなく思いやりをもって運転するなど、大切なことは大人たちがしっかりとこどもたちに伝えていきたい。」と話す青色防犯パトロール隊員の方々。そこには暑い日も雨の日も通学路を優しく見守る姿がありました。

〇見守りのまなざし
ランドセルを揺らしながら歩くこどもたちのそばには、いつも見守るあたたかなまなざしがあります。「おはよう!」「気をつけてね!」毎日かわす小さな言葉が、大きな安心につながっています。そんな見守りの優しさに、「感謝の気持ちを伝えたい」と小学校の児童たちは自治会やボランティアの方々に手紙を送りました。「いつもありがとう」「雨の日も寒い日も、見守ってくれてうれしい」そんな想いを伝えながら渡された手紙には、まっすぐな想いがあふれています。手紙を受け取った自治会長をはじめとしたボランティアの方々も顔が、ほころび「こちらこそ、いつも元気をもらっているよ」と優しい言葉がかけられました。見守る人とこどもたち、その間に生まれるあたたかな絆。その絆が、これからもずっと続いていきますように。

〇青色防犯パトロール
こどもたちの下校時間に合せて通学路を巡回する青色防犯パトロール車をご存じですか?隊員は日々警察と連携を取りながら、毎週2回パトロールを行っています。パトロール中は主にこどもに向けた防犯や車の運転者に向けた交通安全の啓発を放送していて、時期や季節によって放送内容も変更しています。
住民の防犯意識と交通安全意識を高め、犯罪や事故のない町を目指して活動を続けている青色防犯パトロール隊員の活動は、いつも温かく、こどもたちを見守り、安心して暮らせる地域づくりを支えています。

◇隊員募集!こどもたちの安全を一緒に守りませんか?
(月1回からでもOK)
青色防犯パトロール隊員は、現在隊員を募集しています。活動内容は毎週火曜日の夕方と水曜日の夜にパトロールを実施し町の安心安全を守ります。4月より介護予防ボランティアポイントの対象にもなりましたので、月1回からでもOK!お気軽にお問合せください。

問合せ:未来まちづくり課
【電話】24-1122

◇青色パトロールカーを見つけたら手を振ろう!
パトロール中は交通安全の啓発放送だけでなく、交通安全啓発グッズも配布しております。小学生児童の皆さんは青色防犯パトロールを見かけたらぜひ手を振ってみましょう。

◇見守りベンチをご寄付いただきました
散歩を習慣にしている方はいらっしゃいますか?日々の散歩に「見守り」の意識を加えることで、防犯活動にもつながります。町の更なる防犯機能の向上を図るため、サントリービバレッジソリューション(株)より散歩の際に休憩しながら子どもたちの見守りもしてもらえるベンチを5脚ご寄附いただきました。ウォーキングや散歩で疲れた際には、ぜひベンチに腰掛け、交流の場として活用するとともに、安全で安心なまちづくりにご協力をお願いします。