- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県吉富町
- 広報紙名 : 広報よしとみ 令和7年6月号
■いきなりですが、吉富町ではごみを何種類に分別するかご存じですか?答えは大きく分けて13種類。ごみを出すときはさらに細かく約28種類に分類しなければなりません。こんなにも細かく分別している町は全国的にも珍しく、それだけごみの再資源化に真剣に取り組んでいる証でもあります。
ごみの再資源化に欠かせないのが、お馴染みの「指定ごみ袋」です。この袋は、(1)燃えるごみ、(2)カン、(3)ビン、(4)ペットボトルの4種類あり、単にごみの分別を促すだけでなく、町全体でごみを資源に変えるための大切なツールであり、資源の再利用を進め、ごみの量を“見える化“する役割を果たしています。
皆さんがごみを出すときに「このごみはどの袋に入れるべきだろう?」と立ち止まって考える。その一瞬の心掛け、その小さな行動が、私たちの分別意識を高め、資源を再利用する大きな力になります。さらに、有料であるごみ袋を使うことは、私たちに“どうすればごみを減らせるか“を考える貴重な機会を与えてくれます。
未来の世代へ、美しい吉富町を受け継いでいくためには、地球環境に配慮した持続可能なまちづくりが欠かせません。町民の皆さんが可能な限りごみを減らし、正しくごみを分別し、再生可能な資源を最大限に活用することは、一人ひとりの心掛けで実現できる「まちづくり」のひとつです。町民と行政が力を合わせて、住みよい吉富町をともに創り上げましょう。
■吉富町の長年にわたるごみ削減施策が成果を上げています。海岸清掃活動や自治会ごみ管理体制の構築など、町が推進してきた環境施策により、家庭ごみの排出量が年々減少していることがグラフからも読み取れます。
九州一小さな私たちの町が掲げるSDGsの取り組みは、町民の皆さま一人ひとりの協力によって確かな成果を生み出しており、これからも共に手を取り合って、未来につながる持続可能なまちづくりを進めていきましょう。
◇ごみのガイドブックを活用しよう
「このごみどうやって捨てるのかな」と、ごみの分別に迷ったときに役立つのが皆さんにお配りしている『資源とごみの分別ガイドブック』です。何をどのように分別するべきか、どのように捨てるのかなど詳しく記載されていますので、日常の中で役立つ町民必読の一冊になっています。このガイドブックが皆さんのごみ分別の助けとなり、さらなる環境改善につながることを願っています。