くらし 町長だより

築上町長 新川 久三

春らんまんの季節となり、令和7年度が始まりました。入学や入社など希望に満ちた新しい年度の始まりです。皆さん、頑張ってください。

■3月議会全議案可決で閉会
令和7年築上町議会第1回定例会が終わり、63議案すべて可決されました。主な議案は一般会計当初予算です。令和7年度予算の主要なものは、11月22日の開館に向け、前年度から2年契約で準備を進めている図書館整備事業の改修費4億8,937万円、小中一体型校の建設費26億2,236万円です。財源は、図書館が旧合併特例事業債を、学校は文部科学省や防衛省の補助金、過疎対策事業債を利用します。旧合併特例事業債と過疎対策事業債は借金ですが、返済時に総務省が元利返済金の7割を交付税措置することになっています。
新規事業は、子育て支援でおむつ等を配達する育児用品定期便事業や、防衛省の米軍再編交付金1億円を利用したメタセの杜の遊具設置事業です。歳入歳出予算総額は、157億5,120万円となっています。

■国道10号と県道椎田勝山線交差点の改良着手
懸案の国道10号の4車線化を要望していましたが、国土交通省から着工の予算が確保できたと連絡があり、要望が一部かなえられることになりました。国道と県道の交差点改良により、東九州自動車道が通行止めのときや朝の上りのラッシュ時などにも滑らかな流れを確保することができます。上り松川付近から農業公園入口の信号間約800メートルで、用地買収から工事が進んでいく予定です。国道からの流れをよくするために県道へは常時左折可能にする計画をしているそうです。

■大型店舗の出店見合わせ
築城支所近くに大型店舗が出店する予定でしたが、店舗の副社長が来庁し、出店計画の延長の申入れがありました。白紙に近い延長で、理由は明らかにされませんでした。
その旨を町議会と企業誘致推進委員会に報告したところ、企業誘致推進委員全員一致の意見で、ほかの企業進出の話があった場合は早急に委員会の開催をすること、また、今回候補地だった土地の地権者の同意を得て、ほかの企業の誘致用地として積極的に誘致することの要請がありました。

■築上町出身の女子プロレスチャンピオン誕生
町出身の方が女子プロレスのチャンピオンになりました。築城中学校卒業生の山岡聖怜(せり)さんです。今年の1月に高橋奈七永(ななえ)さんとタッグを組み、「マリーゴールド・ツインスター王座」に挑戦、第4代王座を獲得しました。できれば町への凱旋帰郷でレスリングを見たいものです。また、姉の山岡雅弥(みやび)さんは、有名なグラビアアイドルです。1月の「はたちの集い」に参加されていました。

気候がよくなり、活動的になる季節です。町民の皆さんのご活躍を祈念しています。