- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県鳥栖市
- 広報紙名 : 市報とす 令和7年8月号
■リースバックは内容を理解し、慎重に検討を!
○相談事例
終活を終え、長年住んでいたマンションを売り、そこに賃貸料金を支払って住み続けるリースバックの契約をした。売却金額は1000万円、家賃は9万円で、年金収入もあり問題なかったが、夫が亡くなり収入が減ったうえ、賃貸料金が値上げされ、管理会社から支払えないなら出て行ってくれと言われた。(70歳代)
自宅を売却して現金を得て、売却後は毎月家賃を支払うことで同じ家に住み続ける『リースバック』という不動産取引があり、勧誘方法や契約内容のトラブルが発生しています。リースバックで結んだ賃貸借契約は期間が定められる場合も多く、ずっと住み続けられる保証はありません。家賃が相場より高額に設定されてしまうことや、契約更新時に家賃が値上げされることもあり、経済的な事情で家賃が支払えなくなる事態が生じる場合もあります。自宅の売却はクーリング・オフができず、契約が成立してしまうと無条件で解約できません。メリットだけでなくデメリットや仕組みもよく理解して慎重に考えましょう。
困ったときは、市消費生活センター(【電話】0942-85-3800、月~金曜日※祝日・年末年始を除く、9時~16時)へ