くらし [HOT NEWS]ひろげよう 人権の輪

◆シニアーズデイ~428の日とは~
シニアとは、『年長者、上級者、先輩』の意味であり、『尊敬の念』を含む言葉である。大人として自信を持ち、自分なりの価値観で創造する人々がそう呼ばれるらしい。
昭和歌謡で皆さん御存じの『細川たかし:心のこり』や『ちあきなおみ:喝采』、『佐川満男:今は幸せかい』など世に送りだした音楽家の故・中村泰士さんが発案し、4月28日を「シニアの日だ。」と記念日に制定した。
「成熟した大人たちが、胸を張って自信と誇りをもち、後輩たちに、やさしい勇気と誇らしさを表現してもらいたい。」との思いが込められ、シニア世代に共感される音楽やメッセージを発信するイベントも実施されている。
また、シニアとは、『高齢者』のことも意味している。WHO(世界保健機関)の規定では、65歳以上であり、昭和35年以前に生まれた皆さんが対象となる。
現在、日本の総人口が減少する中、高齢者人口は一貫して増加している。鹿島市の高齢者構成率も、平成28年に『3割』を超えて急速に進んではいるが、市民の『半数』となる前にみんなで対策を工夫したいものだ。
最近、高齢者への虐待や強盗のニュースを耳にする。シニアに対する若者の『尊敬の念』が不足しているのか、シニア自身の『価値や活躍』が低下しているのか。
シニア世代の経験・知識・人生の本質は、若い世代にとって『学びの源』であり、多くの場合、社会の安定に役立っている。また、ボランティア活動や地域社会への支援など社会貢献の面でも積極的な役割を果たしている。『シニアーズデイ』が、多様なライフスタイルを称賛し、自分らしい人生を送ることを応援する日になればと願う。
人生100年時代、冒頭の昭和歌謡タイトルのように、万事『心のこり』がなく、その生涯に『喝采』を浴び、『今は幸せかい』の問いかけにも、自信をもってうなずける未来創造型の共生社会となることを願いたい。

◆受賞者紹介
人権標語の紹介
令和6年度小中学校『人権標語』入賞作品を紹介します。 ※学年は令和6年度
※詳細は本紙をご覧ください。