- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県小城市
- 広報紙名 : 広報「さくら」 No.250(2025年6月20日発行)
国内では、検挙された人の約半数が、過去に罪を犯した人であるというデータがあります。
犯罪や非行の過去を持つことで、社会の中で孤立し、再び罪を犯してしまう。そのようなケースを減らすため、立ち直ろうとする人に寄り添い、支えることによって再犯を防ぎ、犯罪や非行のない社会をつくる「更生保護」という活動があります。
■活動を進めるのは、地域のボランティアの人たち
更生保護の活動には地域の人がボランティアとして関わっていますが、なかでも「保護司」は立ち直りを一番近くで見守る地域のボランティアです。
地域の事情などをよく理解しており、保護観察官と協働して、生活環境調査、面接を通じた助言や指導、犯罪や非行をした人が社会復帰できるような働きかけなどを行っています。また、地域の関係機関・団体と連携して、犯罪予防運動にも取り組んでいます。
■7月は「社会を明るくする運動」の強調月間
「社会を明るくする運動」とは、全ての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会を築くための全国的な運動です。
7月は本運動の強調月間であり、佐賀県においても各地区で街頭啓発などのさまざまな活動が行われます。本運動をきっかけに犯罪や非行のない安全で安心な暮らしをかなえるため、いま何が求められているのか、自分には何ができるのかを考えてみませんか。
問合せ:
・小城・多久地区更生保護サポートセンター(小城市役所別館) 【電話】72・7915
・健康福祉課 【電話】37・6106