- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県小城市
- 広報紙名 : 広報「さくら」 No.250(2025年6月20日発行)
■飼い主のいない猫を減らし、人と猫が共生する地域づくりを目指して不妊去勢手術費用の一部を補助します
市では、飼い主のいない猫の繁殖抑制、恵まれない命をふやさないため、それらの猫による生活環境被害の低減などを目的として、猫に不妊去勢手術を実施する団体に対し、手術費用の一部を(予算の範囲内で)助成します。
環境課には、野良猫がふえたことにより、「猫が庭に入ってくる、ふん尿をされた」、「庭や畑を荒らされた。駆除してほしい」などの苦情が寄せられます。
猫は動物愛護法に定められた愛護動物です。殺傷(5年以下の拘禁刑または500万円以下の罰金)、遺棄、虐待(1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)をすることは犯罪です。また、行政が捕獲することはありません。
このため、市では地域猫活動団体補助金制度を始めました。
補助対象団体(次のいずれにも該当すること):
・市内に居住し、同一の世帯でない2人以上で構成されていること。
・市内で地域猫活動を行うものであること。
・地域猫の管理を行う場所の土地所有者の同意を得ていること。
補助対象事業:市内に生息する飼い主のいない猫の繁殖を防ぎ、地域における猫に起因する地域問題の減少を図る目的として、地域猫の不妊去勢手術などを行う事業。
補助金額:
・不妊手術 1匹につき…20,000円(上限)
・去勢手術 1匹につき…10,000円(上限)
・諸経費 1匹につき…600円(定額)
・その他 市長が認めた額(堕胎処理費)
○地域猫活動とは
飼い主のいない猫を地域住民が主体となり、ボランティアおよび行政との協働により、地域の理解と協力の下、野良猫の繁殖制限・餌やり・ふん尿などの適正な管理を行いながら、一代限りの生を全うさせ、将来的に野良猫をなくしていくことを目的とした活動です。
無責任に餌を与え続けると1年後には、20匹以上にもなり、生活環境被害が増加します。
・さくら耳の猫…「さくら耳」は手術が済んだ印
○猫を飼うときのポイント
(1)室内飼い
猫は縄張りを持つ動物ですが、食事と睡眠が確保された安全な室内では、屋外で飼うよりもストレスがたまりません。交通事故や病気から守ることにもつながります。
(2)ふやさないのも愛
猫は非常に繁殖力が高い動物です。不妊去勢手術をすれば、病気の予防にもつながります。
(3)身元表示
飼い猫であることを明示することは、飼い主のいない猫と識別するためにも重要なことです。首輪、名札やマイクロチップなどで、身元表示をするようにしましょう。
(4)最後まで責任を持つ
猫は家族の一員です。猫の生態や習性などを理解し、その一生を終えるまで愛情と責任を持って世話をしてください。飼えなくなったからといって、殺傷や遺棄をすることは犯罪です。
問合せ・申込先:環境課
【電話】37・6102