くらし 8月は同和問題啓発強調月間です

佐賀県では、同和問題についての正しい理解と認識を深め、早期解決を図ることを目的に、毎年8月を「同和問題啓発強調月間」と定め、さまざまな啓発活動を実施しています。

■同和問題とは
かつて日本の歴史の中で生み出された差別が、現代社会にいまだに残っているという問題です。特定の地域の出身であることや、そこに住んでいるということを理由に、結婚を反対されたり、就職や日常生活の中で差別を受けたりする日本固有の重大な人権問題です。
同和問題を解決することは、日本国憲法が保障する「基本的人権」の実現を目指すことになるのです。

■佐賀県・小城市の取り組み
佐賀県では同和問題をはじめとする不当な差別やいじめ、プライバシーの侵害、誹謗中傷などがインターネットの普及に伴い増加・悪質化している状況などを踏まえ、令和5年3月に「全ての佐賀県民が一人一人の人権を共に認め合い、支え合う社会づくりを進める条例」が制定され、令和6年3月には「佐賀県人権施策基本方針~人を大切に、世界に誇れる佐賀づくり~」が策定されました。
小城市でも「思いやりの心を持ち、認め合い、笑顔が輝くまち」を目指し、県と同様に毎年8月を人権について市民の皆さんに考えていただく期間と位置づけ、下記の講演会や映画会など、どなたでも参加できる啓発活動を行っています。
未来に差別をつなげていかないために、県と市が一体となって行う8月の啓発活動を通じて、同和問題をはじめとしたさまざまな人権問題を「自分のこと」として一緒に考えてみませんか?

■8月の啓発行事
参加費無料・事前申し込み不要です

○人権・同和問題を考える講演会
手話通訳
要約筆記あり
日時:8月1日(金) 14時~15時45分(開場:13時30分)
場所:ゆめぷらっと小城 2階 天山ホール
演題:へこたれへん ~人はきっとつながれる~
講師:松村智広(まつむらさとひろ)さん(みえ人権教育・啓発研究会代表)
親を憎み、ふるさとを恨み、そして、自分自身をも否定して生きてきた。その苦しみや怒り、嘆きのなかでも「へこたれへん」かったから今がある。実体験でのエピソードをユーモラスに、わかりやすく、熱く語りかけます。

○心にひびけ!! 映画会
・ゆめぷらっと小城…8月30日(土) (1)10時~12時30分、(2)14時~16時30分
・牛津公民館…8月31日(日) (1)10時~12時30分、(2)14時~16時30分
今年はディズニー映画「ズートピア」を上映します!!
この映画のテーマは“多様性の理解と尊重”。
夢を信じて大都会にやってきたウサギの新米警察官ジュディと夢を忘れたキツネの詐欺師ニックが出会う。
誰の中にも存在する差別や偏見に気付き…どう乗り越えるか!?
この機会にぜひご鑑賞ください!!

問合せ:人権・同和対策室
【電話】37・6136