文化 LEO(レオ)鳥が運んでくるマイセンニュース(146)マイセンの空から

姉妹都市・マイセンのニュースやドイツ風ビネット(コラム)をお伝えします。

■黄金の時代!
「黄金の10月」や「黄金の秋」といった言葉があります。ドイツの典型的な風景を指す表現で、特に10月や秋の季節をたとえる際によく用いられます。金色という言葉には、この景色が非常に美しいという意味も込められています。
今年の10月は、マイセンと有田にとって、姉妹都市提携の絆を感じさせ心温まる「黄金の10月」となります。両市町の間では、長年にわたり青少年交流が続けられており、その伝統は今も大切に受け継がれています。今年も10月2日から9日まで、マイセンから青少年訪問団が有田を訪れホームステイを行います。交流を支えてくださるすべての支援者、ホストファミリーの方々には、心より感謝申し上げます。さらに、有田町のご協力で、素晴らしいうちわが作られました(写真参照)。このうちわは、ドイツの国民の祝日である「サクソン・デー」にあわせ、2025年の大阪万博で、ザクセン州首相が世界各国からの来訪者に手渡される予定です。私自身もアーティストとして、ドイツパビリオンに参加し、有田とマイセンの特別な関係や、有田焼の美しさをたとえた「白い金」についてお話できることを大変光栄に思っています。また、10月16日からの2日間、私は日本の故郷である有田に戻り、大切な友人にこの特別なうちわをお渡しし、人生の幸せに感謝を表す予定です。黄金のご挨拶を込めて、またね!

▽PROFILE カイ・レオンハート
ニックネームはレオ。1965年マイセン市生まれ。自営業のアーティスト、デザイナー。マイセン・有田友好協会の共同設立者兼会長。マイセン市の芸術と文化賞の受賞者、ボランティアの有田マイセン友好大使。