子育て 大町町教育委員会学校教育だよりVol.108

~大町ひじり学園は地域と共にある小中一貫校です!!〜

■集団登校を考える
4月は全校での集団登校。5月は小学部の集団登校となります。
各地区で集合時刻と場所を決め登校しています。先頭と最後尾で上級生が新1年生を含む下級生を挟む形で登校しています。先頭の上級生は低学年の子どもの歩く速さに合わせてゆっくりとした歩調で進んでいます。この集団登校の意義は以下のことが考えられます。
(1)上級生が下級生を思いやる気持ちの育成
(2)下級生の上級生を慕う気持ちや憧れの気持ちの醸成
(3)集合時刻に遅れない、我儘をしないという自律の精神の向上
(4)交通ルールの確認など。
また、習慣化するまでの日数の平均が66日といわれています。小学部の児童は2か月間で約60日。このことから早起きの習慣がつきやすい日数にもつながります。こういった意義をご家族で共有していただくことで行事をこなすための集団登校ではなく、意義ある集団登校になるのではないでしょうか。

■「読み聞かせ」の大切さ
新聞の記事で「ヘレン・ケラーが尊敬した日本人が塙保己一(はなわほきいち)である。」という言葉に目が留まり読み始めました。塙保己一は7歳の時に失明したわけですが約40年かけて「群書類従」を完成させました。塙保己一が学問を好きになったのは失明後、母親が本を読んでくれたからということでした。「読み聞かせ」が稀有な存在である保己一を生み出したと言えるのでないでしょうか。以前紹介したように小学校に上がっても読み聞かせを続けた子は学習能力が高いというデータもあります。

詳しくは:教育委員会事務局学校教育係
【電話】82-3177