文化 チョウの声

清明節(せいめいせつ)は、古代から続く中国の伝統的な行事で、毎年4月4日又は5日に行われます。この日は、春の訪れを感じ、先祖を敬うための重要な日とされており、家族や親戚が集まり、「掃墓(サオム)」を行い、故人を偲ぶ大切な時間となります。
掃墓とは、お墓を清掃して、花や果物を供えたり、故人の好きだったものを捧げることが一般的で、紙で作られた金銭や日用品を焼いて、故人に送り届けるという風習もあります。これには、故人があの世で不自由なく過ごせるようにとの願いが込められています。
また、「踏青(ターチン)」という春の自然を楽しむ活動も行われます。人々は家族で外に出て、ピクニックやハイキングを楽しみ、春の草花や新緑を感じます。
このように、清明節は先祖の霊を敬い、自然と触れ合い、生命の営みを感じる大切な日です。皆さんもぜひ外で春を迎えてみてください!

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