- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県五島市
- 広報紙名 : 広報ごとう 2025年7月号
■Vol.40 海に浮かぶ発電所「浮体式洋上風力発電」
▼浮体式洋上風力発電とは
釣りの浮きのような基礎に風車を設置し、洋上の風を利用して電気を作る方法です。陸にある風力発電と基本的な仕組みは変わりません。
五島市では2015年度から崎山沖で「はえんかぜ」が発電しています。2026年には新たに8基が運転開始予定で、4月に8基の命名式が開催されました。
○新たな浮体式洋上風力発電の名称
(1)かぜてらす
(2)かめりあぶりーず
(3)ぎばるかぜ
(4)ごとっかぜ
(5)しーちょっと
(6)ばらもんかぜ
(7)みじょかぜ
(8)むげんかぜ
五島市・上五島町の小中学生の応募作品から選定されました!
▼浮体式洋上風力発電の強み
洋上は地形の影響を受けにくく、安定した風力・風向きによる発電が可能です。
また、日本の陸地は平地が少なく、風車を設置できる土地そのものが少ないのに対し、島国であるため広い排他的経済水域を持ちます。
さらに、遠浅の海が少ない日本では海底に基礎を設置する「着床式」の設置が難しく、沖合まで設置できる浮体式の活用が必要になってきます。
浮体式洋上風力発電の活用によって広範囲での安定した発電が可能になるのです。