くらし 市長コラム「五島を護(まも)る!」

■「五島市の魅力」
五島市の「魅力度」は173位。
ブランド総合研究所(東京•虎ノ門)が、毎年、6月から7月にかけて五島市を含む全792市、東京23区、185町村の計1,000自治体を対象にインターネット調査を行っています。
その結果は、毎年テレビ番組や全国ニュースに取り上げられることもあり、ご存じの方もいるのではないでしょうか。
五島市を魅力的に感じるかという問いに対し、前年の115位を下回るも、県内3位の座を維持しました。ちなみに、トップ3は函館市、札幌市、京都市で変わらず。長崎県内トップは、長崎市の28位でした。
調査対象の各自治体で購入したい産品を自由に記入してもらい、算出した「食品想起率」は99位で、前年の116位を上回り、目を引きました。しかし、回答で、五島牛が2件だったのが気になりました。
先日、五島和牛振興会は、五島牛の知名度を向上させるため、五島牛のロゴのデザインをリニューアルしました。同時に取扱店登録制をスタートさせ、登録店に販促資材を配布することで、更なる消費拡大を目指します。
五島市も、五島牛の繁殖と肥育を絡めた一貫経営も後押しするなどし、畜産業を『儲かる産業』に成長させることを目指します。
ちなみに、最も多かったのは魚介類で14件。今年8月、首都圏のスーパーで行われた長崎・離島フェアで「五島の海と椿が育てた鯛」が販売されるなどしており、今後も大消費地を中心に売り上げは伸びそうな勢いです。
五島市を知っているかという「認知度」も、前年の389位から365位に上昇しました。1月に映画「孤独のグルメ」が公開されたことや、2月にアニメ映画「きみの色」のモデル地として「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選ばれたこと、さらには、全国椿サミット五島大会が開かれことなどが、良い結果につながったものと考えています。
一方で、五島市に観光や旅行に行きたいと思う「観光意欲度」は71位から94位に、五島市に住んでみたいと思う「居住意欲度」は145位から227位へと後退しました。ランキングは一つの目安ですが、これまでの取組をただ繰り返すだけではなく、新たな取組を模索する必要がありそうです。