くらし 年頭のごあいさつ 再起と飛躍に向けて

雲仙市長
金澤秀三郎
新年、あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本市は、昨年10月11日に市制施行20周年を迎え、その記念事業として実施しました記念式典や記念フォーラムをはじめ、様々なイベント等を通じて、これまでの20年の歩みを振り返るとともに、市民の皆様と一体感を醸成し、本市の未来像を思い描く貴重な機会となりました。
この節目を迎えることができましたのは、これまで本市の礎を築いていただいた先人や市民の皆様お一人おひとりの温かいご支援とたゆまぬご尽力の賜物であり、厚くお礼申し上げます。
本市におきましては、人口減少や少子高齢化に加え、長引く物価高騰による市民生活への影響など、様々な課題が山積する中、まちづくりの基本方針であります「第二次雲仙市総合計画」に基づき、国の動向や社会情勢を的確に捉え、時期を失することがないよう、スピード感をもった市政運営に向けた取り組みを進めており、昨年においても市民の皆様のご理解とご協力のもと、様々な施策を講じることができました。
暮らしと安心の分野につきましては、国の万博国際交流プログラムにおいて、国内外に向けた本市の在来種野菜や食文化の魅力発信と関係人口の創出に取り組んだほか、本市へ県外からの移住者を紹介して頂いた方と、紹介された移住者に市の特産品を贈呈する移住者紹介特典事業を創設するとともに、移住促進空き家リフォーム補助金の対象を空き家バンク未登録物件の空き家まで拡充を行いました。また、県央地域広域市町村圏組合による新小浜消防署の整備や、雲仙市防災士ネットワークの設立などにより、地域防災力の向上に取り組みました。
産業と交流の分野につきましては、農業分野では、農業基盤整備事業の推進に加え、地域ぐるみで環境に配慮した有機農業の生産から消費まで一貫した取り組みを推進するため「オーガニックビレッジ宣言」と、有機農業の推進に係る各種事業を行いました。観光分野では、高付加価値なインバウンド観光地づくりに向け、雲仙観光局において取り組まれている一次産業と連携した「食」を活かした新たな観光コンテンツ開発や体験型アクティビティの充実、観光ガイド等の観光人材の育成などへの支援を行いました。また、長崎ミュージックフェスマラソン実行委員会においては、大会開催を令和9年1月31日に決定し、大会コース及びロゴマークが発表されるなど、着実に準備が進められているところです。また、企業誘致につきましては、多比良港工業団地において約2・1ヘクタールの分譲が決定するなど、雇用機会の拡充に取り組みました。
社会基盤と環境の分野につきましては、主要地方道小浜北有馬線道路改良工事において大亀矢代トンネルが開通したほか、高規格道路「島原道路」や一般国道57号富津防災の整備促進に向けた安定的な予算確保と、愛野・小浜間の幹線道路整備に向け島原半島を一周できる幹線道路ネットワークの必要性を含めた調査検討を速やかに実施することを関係機関へ要望しました。
人財と郷土の分野につきましては、教育に関する総合的な施策の根本となる「第二期雲仙市教育大綱」を策定し、引き続き「心」の根底に息づく「やさしさ」をキーワードに取り組みました。また、ながさきピース文化祭2025において、囲碁の祭典をはじめ、本市出身芸術家等の舞台公演や特別展示の開催を通じて、本市の自然環境、温泉、食文化など地域の魅力や特色ある文化の発信を図りました。
協働と戦略の分野につきましては、新たに最高デジタル責任者(CDO)補佐官を配置し、デジタル技術を活用した業務の効率化への取り組みを開始しました。また、自主財源の更なる確保に向けて、未来創生課を創設し、企業版ふるさと納税の取り組みを強化してまいりました。
私としましても、昨年1月から4期目の市政を担わせて頂くこととなり、強い覚悟をもって市政運営を取り組む中におきまして、昨年9月から2年間ふるさと納税対象団体の指定取消処分という事態を招いてしまいました。
急激な歳入の減少は財政運営に影響を及ぼすこととなりますが、この2年間は、財政調整基金の取り崩しにより行政サービスを維持しつつ、私を含め、職員一人ひとりが当事者意識を持ち、新たな財源の確保を模索するとともに、限られた予算を最大限に有効活用するための改革を断行してまいります。
また、2年後の再開に際しましては、さらに多くの皆様に雲仙市を応援して頂くため、より魅力あるまちづくりと特産品の充実に向け、全庁一丸となって取り組んでまいりますので、市民並びに関係機関の皆様の変わらぬご支援とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
結びに、本年がさらなる飛躍の年となりますよう念願いたしますとともに、皆様の益々のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。