くらし みんなで支え合う地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステムの5つの構成要素は、「住まい」「生活支援」といった基本的な生活に関わる要素と、「医療」「介護」「予防」といった専門的な要素から成り立ちます。これらが相互に関係し、連携しながら在宅の生活を支えています。今月は、「住まい」「医療」について具体的な支援内容を紹介します。

■構成要素1[住まい]
地域包括ケアシステムにおいて「住まい」とは、自宅だけでなく高齢者住宅や介護施設などを含めた生活の場を意味し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための基盤となる大切な要素です。

◇具体例
・手すりの設置や段差解消など、バリアフリー化のための住宅改修を支援
・緊急時の安全対策として、緊急通報装置や見守りセンサー等を導入する際のサポート
・自宅での生活が難しくなった場合、老人ホームなど高齢者向けの住まいの選択肢を提案

■構成要素2[医療]
日常の医療(かかりつけ医、歯科医療、薬局)と病院(地域の基幹病院、急性期病院、回復期リハビリ病院等)が相互に連携を図り、通院、入院治療を行います。

◇具体例
・かかりつけ医が中心となって日常的な医療を提供するとともに、ケアマネジャーや介護事業所と連携して健康維持をサポート
・訪問診療、訪問看護、緩和ケアなどを提供し、自宅療養を続ける高齢者や家族を支援
・終末期には主治医や訪問看護師が中心となって痛みの管理や精神的なケアを提供し、希望に応じて看取りにも対応

来月は、地域包括ケアシステムの構成要素「介護」と「介護予防」についてお伝えします。

問合せ:福祉支援課
【電話】0957-47-7784