くらし 上五島のギバル団体(だんたい)

このコーナーでは、島内でギバル団体を紹介します。
広報紙の紙面が整うと、発行日前に受け取り、音訳CDを作成する活動を行っているのが今回のギバル団体、「あいサポートの会」さんです。

Q.どのような活動を?
A.会を立ち上げたのは2009年。視覚障がいを持つ方との交流などがきっかけで音訳に興味をもった20人ほどが集まり、研修などを受けスタートさせました。現在は15人前後で主に広報紙・議会だよりの音訳CDを作り、町内6名の視覚に障がいがある方に届けています。ページ毎に担当を決め、それぞれが読んだものをまとめるので、基本は自宅で作業しています。

Q.大変なことは?
A.音訳は朗読などと違い、私たちが普段何気に目にしている写真や、数字を使った表・イメージ図なども「音声」で表わす必要があるので、正確にわかりやすく伝える工夫を常に試行錯誤しています。あとはイントネーション!これはなかなか修正できません…。「なまりも親しみがあっていい」との利用者さんの声に励まされています。

Q.これからの夢は?
A.今は再生機械の都合上、CDは障がい者手帳を持つ方だけに渡していますが、声の広報紙を求める方がいたら広く利用してもらえるしくみにしていきたいです。広報紙以外の書籍にもチャレンジしたいですね。
あとは、「誰もが普通に手にしている情報を、全ての人に、平等に届ける」ことを目標にした私たちの活動を、次の世代の人たちに繋いでいきたいと考えています。

■団体詳細
音訳ボランティアグループあいサポートの会
代表:山下佳寿美
活動に興味のある方はお気軽にご連絡ください♪
※町の広報紙担当までご連絡ください。

「ギバル団体」は「こんなグループがいるよ」「あの人たちのこと知りたい!」そんな皆さんの声をもとに取材を進めています。
皆さまからの情報をお待ちしています。