- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県新上五島町
- 広報紙名 : 広報しんかみごとう 令和7年9月号
町では健康づくり計画を作成し、「地域で支え合う健康づくり」を基本理念として、自らの健康や食について考える習慣をつけ、生涯を通じて健全な生活習慣を実現する町づくりをすすめています。
適度な運動やバランスの良い食事、十分な睡眠は、高血圧や糖尿病、がん、脳梗塞や心臓病などの多くの病気を予防することにつながります。
今後、健康づくり計画から抜粋して、健康づくりに取り組んでいくためのヒントをお伝えしていきます。今回は、町の健康課題について掲載します。
★「健康寿命の延伸」で、元気な100歳をめざしましょう!
平均寿命から健康寿命を差し引いた期間(健康でない期間)は、男性3.1年、女性2.0年でした。
健康でない期間を少しでも短くしていく取組が重要です。
*健康でない期間(要支援・要介護状態)になる原因疾患は、多い順から、男性が悪性新生物、脳血管疾患、関節疾患、女性が関節疾患、認知症、骨折となっています。関節疾患や骨折などの整形外科的な疾患が多いのも特徴です。
⇒骨折予防教室を開催しています。
*がんや脳梗塞、糖尿病、高血圧、慢性腎臓病等の生活習慣病罹患者が多くなっている現状があります。また、特定健診(国民健康保険加入者)の結果をみてみると、糖尿病予備軍やLDLコレステロール、血圧が高めの人の割合が長崎県の平均よりも高くなっています。
⇒糖尿病予防教室や運動教室、食事講習会を開催しています。
■毎年、特定健診を受診しましょう!
みなさん、毎年特定健診を受診していますか?
豊かで充実した生活を送るために「健康」は、大切なものです。しかし、日々忙しく暮らしているとなかなか意識されにくいものです。その「健康」を意識する機会が特定健診です。血液や尿検査等で、体の状態を調べ数値で示してくれます。基準値と比較したり、定期的に受診している方は、これまでの経年的な数値の変化を並べてみることで体の状態を客観的にみることができます。
下のグラフは、国民健康保険加入者の方の特定健診受診率です。
令和元年度は、42.5%以上だった特定健診受診率がコロナ禍で減少し、令和4年度は、県下21市町の中で最下位の結果でした。
まずは、コロナ禍前の40%を目標に、50%、60%と受診率をあげていきたいと思っています。
ぜひ年に1回、特定健診を受診しましょう。併せて、がん検診も受診できますのでご相談ください。
■町内の事業主の皆さまへ~健診結果データの提供にご協力ください。
事業所健診を受診した従業員のうち、国民健康保険に加入している従業員がいましたら、健康保険課まで健診結果の写しの提供をお願いします。
▽事業所のメリット
⇒特定保健指導対象者は、町の保健師や栄養士の保健指導を受けることができます!
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町全体の健康づくりへつながっていく
健康寿命の延伸で「人生100年時代」をともに生きよう!
問合せ:健康保険課健康増進班
【電話】53-1163