くらし くらしの中の人権139

◆犯罪や非行をした人に関する人権問題
犯罪や非行をした人は、本人に真摯な更生の意欲があっても、周囲の根強い偏見や差別意識があることから、就職や入居などの面で社会に受け入れられないなど、現実は極めて厳しい状況にあります。また、誹謗中傷などにより、そのご家族の人権が侵害されることもあります。
昭和24年7月に『犯罪者予防更生法』が施行され、現在の更生保護制度が始まりましたが、犯罪の防止と犯罪をした人たちの立ち直りには、一般市民の理解と協力が不可欠であるという認識から、昭和26年7月に法務府(現在の法務省)が「社会を明るくする運動」を国民運動としてスタートさせました。
7月は「社会を明るくする運動」の強調月間です。
犯罪をした人等が、社会において孤立することなく更生し、犯罪のない安全で安心して暮らせる明るい地域社会を実現するためには、私たち一人ひとりが、「犯罪や非行の防止」と「罪を犯した人たちの更生」について理解を深め、その立ち直りを支えていくことが大切です。

問い合わせ:人権政策課
【電話】328-2333

◆第75回“社会を明るくする運動”熊本推進大会
日時:7月1日(火)午後1時~
場所:市民会館シアーズホーム夢ホール
演題:「無関心から共感へ~支え合う社会をめざして~」
講師:深迫 祥子さん(NPO法人 coffee aid2021理事長)
定員:500人
申込:当日直接会場へ

問い合わせ:生活安全課
【電話】328-2397