健康 [特集]全大腸内視鏡検査を受けましょう

■~あなたの大切な未来のために~
全大腸内視鏡検査を受けましょう

◇令和7年度 先着1,000名 無料検査
無料は全国初!

◇対象
熊本市在住で年度内に55~59歳になる方、ただし、50歳以降、全大腸内視鏡検査を未受検の方
※がんを強く疑うような症状がある方は、保険診療対応となる場合があります。

◆大腸がんは、早期発見で90%以上が治る病気です
10月1日(水)から、55~59歳の市民(条件は表紙に記載)を対象に、全大腸内視鏡検査を無料で実施します。
これは、大腸がんの早期発見と治療を目的とした取り組みで、市区町村が検査費用を全額負担する形で実施されるのは“全国で初めて”です。
他にも、年代別に受診してほしいがん検診をご紹介。ぜひ、この機会に検査を受けてください。

◇数字で知る大腸がん
・1/4人
本市の4人に1人はがん(悪性新生物)が要因で死亡しており、死因割合としては最も多いです。(令和4年度は24.8%)

・256人
本市における大腸がんによる死亡者数は年間250人を超えており、令和4年度は256人。がんによる死因の中では肺がん(令和4年度は415人)に次いで多いです。

・76.8%
大腸がんはポリープからゆっくり成長し、がんになるため、早期発見することで治療が可能です。
大腸がんの5年相対生存率は76.8%。肺がん(47.5%)、胃がん(75.4%)などのがんよりも早期発見が有効です(※2)。

◆大腸がんによる死亡者を減らすために、全大腸内視鏡検査の無償化が始まります!
対象者1,000人
対象条件は表紙をチェック

◇10/1(水)問診開始(9/24(水)~問診申し込み開始)
(受検の流れ)
1 対象の医療機関に問診申し込み
9月24日(水)以降に医療機関へ問診申し込み。
10月1日(水)以降に問診を受け、検査方法や検査後の流れの説明があり、問題なければ検査を予約します。
2 前処理(~前日)
検査前は、消化の良い食事をとります。前日夜から絶食となります。
3 前処理(当日)
大腸の中をきれいにするため、下剤を服用します。トイレに何度か行き、便が透明になったことを確認します。
4 医療機関で検査受検
全大腸内視鏡検査を行います。ポリープがあれば保険診療で切除します(別料金)。
5 医師による結果説明
6 翌年度は市より大腸がん検診キットを送付(受診は別料金)

◇全大腸内視鏡検査を行う理由は?
大腸がんやポリープなどの病変を直接観察することができるため、早期発見・早期治療につながります。
また、大腸内の状態から、大腸がんの罹患しやすさがわかるため、それに応じて今後のおすすめの検診プランを医師から示してもらえます。

◇なぜ55~59歳の市民が対象なの?
大腸がんは50代から増加し、60代で急増するがんです。また、大腸がんはポリープから10年ほどかけてゆっくり成長し、がんになります。そこで、大腸がんの早期発見とともに、急増する60代の大腸がんをポリープの段階で切除することを目的として、より効果が見込まれる55~59歳を対象としました。

◆本市では、肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がんの5つのがん検診を実施しています。
年代・性別によって異なるがんのリスクを知り、この機会にがん検診を受診しましょう。

◇年代別・受診してほしいがん検診(なりやすい順)
年代別に特に気をつけてほしいがんを、男性は3つ、女性は5つ、なりやすい順に紹介します。

・40代男性
40代男性の死亡原因の1位はがん(※1)です。
「がん=高齢者の病気」と思わず、検診で早期発見に努めましょう。
(1)大腸がん(2)胃がん(3)肺がん

・50代男性
50代は特に、定期的な検診で自覚症状が出る前に早期発見することを心がけましょう。
大腸がん、胃がん、肺がんは早期発見によって80%以上が治癒します(※2)。
(1)大腸がん(2)胃がん(3)肺がん

・60歳以上男性
60歳を過ぎるとがんになる人は激増し、毎年、全国で約15万人の60代男性が、がんになっています(※3)。
(1)胃がん(2)大腸がん(3)肺がん

・20代~30代女性
20歳を過ぎたら、2年に1度必ず子宮頸がん検診を受診してください。
子宮頸がんは早期のうちに治療すれば90%以上が治癒し、
妊娠・出産にも大きな影響はありません(※3)。
子宮頸がんは、早期の段階では自覚症状がないため検診を受けないと見つけられません。

・40代女性
40代女性のがん罹患(りかん)率のトップは乳がんです。
他にも、子宮頸がん、大腸がん、胃がんなどのリスクも高まり、乳がん以外のがんにも毎年全国で約7千人の40代女性がなっています(※3)。
(1)乳がん(2)大腸がん(3)子宮頸がん(4)胃がん(5)肺がん

・50代女性
50代は、女性の体が大きく変わる年代です。
がんで死亡する人の数も大きく増加します。
(1)乳がん(2)大腸がん(3)胃がん(4)肺がん(5)子宮頸がん

・60歳以上女性
「がんになったら治らない」。そう思っていませんか?がん検診を対象者がみな正しく受けると、毎年日本全国で約6万7千人の命が救われます(※4)。
(1)大腸がん(2)乳がん(3)肺がん(4)胃がん(5)子宮頸がん

※1 出典:人口動態統計(2018年)
※2 ここでいう「治る(=治癒)」とは、診断時からの5年相対生存率です。相対生存率は、がん以外の原因で亡くなる人の影響を除いた数値です。
出典:全がん協加盟施設における5年生存率(2011~2013診断例)
※3 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん登録、2016年)
※4 国立がん研究センター希望の虹プロジェクトによる推計値

実施医療機関一覧や、検診の内容・料金など詳しくは市ホームページをチェック!
【WEB】「熊本市がん検診」検索

問い合わせ:健康づくり推進課
【電話】096-328-2145