くらし [特集]自治会活動で住みよい地域をつくる!(2)

◆「幅広い世代が参加できるイベントを企画し、目指すは『全員顔見知り』
・画図校区10町内自治会長
大中 康範(おおなか やすのり)さん
転入を機に同町内自治会に加入。2年後、会長に就任し3期目。10町内は昔ながらの住宅街で、約9割が一軒家。すでにコミュニティーが形成されているため、新規転入者が早くなじめるよう橋渡し役も担っている。

Q.自治会に加入してよかったことは?
町内で協力して行事を企画・運営したり、環境美化・防災活動を行うことで、これまで気づかなかった地域の魅力を再発見できます。
また、親睦を深めることで近所付き合いが気楽になり、情報共有がしやすくなって、人との縁も広がるなど得るものが多くあります。

Q.特に力を入れていることは?
中学2年生と、小学5年生、1年生のこどもがいます。子ども会にも加入しているので、両会が連携して幅広い世代が楽しめるイベントづくりに注力しています。新たな挑戦を通し「町内が変わったな」と思ってもらうことで、自治会への新規加入者を増やしたいです。

Q.やりがいは?
活動を通して、町内が変わっていく姿を目の当たりにできることです。町内一斉清掃後は道路や公園がキレイになりますし、イベントを行う中で「大中さんが会長で良かった」と言われ、こどもたちも「お父さんが地域のために頑張っているのがうれしい」と言ってくれます。かっこいい背中を見てもらえるように頑張ります!

◇大中さんの年間活動
(6月・10月・通年)清掃活動で町内美化
年2回の町内一斉清掃をはじめ、ごみステーションの管理や防鳥ネットの張り替えなどを通して、町内美化に取り組んでいます。管理が行き届いていると防犯にもつながるので、これからも地域みんなで維持していきたいです。

(10月)お菓子作りイベント・秋まつり等
昨年は子ども会・老人会と連携し、こどもを中心にみんなが参加して楽しめるイベントを企画・開催。今年、20数年ぶりに復活した秋まつりは、有志の実行委員約20人が中心になり、まつりを盛り上げるために全力を尽くしました。

(通年)町内の防災力強化
会長職を3期務める中で、町内の防災力の低さを実感しました。昨年、画図校区で地区防災計画を策定したので、今後は町内の防災力強化を進めます。市の補助金を活用し購入した発電機やLEDライトは秋まつりでお披露目し、町内で大切に保管します。

◆「こどもから高齢者までみんなで盛り上がり、自治会活動をレベルアップしたい!」
・碩台校区1町内自治会長
新富 浩之(しんとみ ひろゆき)さん
転入を機に同町内自治会に加入。
平成28年から町内自治会長、令和元年から自治会連合会会長も務める。
1町内は藤崎八旛宮のお膝元、子飼橋から明午橋の川沿い一帯。中心市街地に近く利便性が高い町内です。

Q.自治会活動への参加のきっかけは?
こどもの幼稚園の保護者会からスタートし、自然な流れで自治会にも参加しました。地域住民や保護者など、各コミュニティーのメンバーと親睦を図り、協働することで、より良い環境が育まれ豊かな人生につながると思い、活動を続けています。

Q.特に力を入れていることは?
「住んでよかった」と思われるまちづくりを目指し、町内の皆さんが集い親睦を深められる場の提供に努めています。また、活動を通して町内自治活動への理解を深めてもらえるよう、新規イベントの発案や既存イベントの刷新にも力を入れています。

Q.今後の目標は?
高齢化が進んでいる町内ですから、情報周知は回覧板と広報誌がメインです。サッと流し見されるのを防ぐため興味を持ってもらえる内容表現に努めていきたいです。また、固定化しつつある行事参加者の裾野を広げ、多くの方から協力を得ることで活動のレベルアップにつなげ、みんなで盛り上がる町内にしたいです。

◇新富さんの年間活動
(6月)学生とフリーマーケットを開催
平成28年から町内主催でフリーマーケットを開催。コロナ禍もあり縮小傾向にありましたが、令和6年より熊本大学の学生と連携して開催し、若い力を借りて再び盛り上がりを見せています。

(7月・9月・12月)イベントを通し伝統を継承
藤崎八旛宮例大祭では、明治時代より「一番碩台校区奉賛会鳥居基」として神幸行列の先陣をこどもたちと歩き、飾馬の奉納を行っています。また、数年前から町内主催で七夕茶会や餅つき大会を開催しています。

(10月)恒例行事を魅力的に刷新
碩台校区スポーツ協会主催で、長く開催してきた校区運動会を昨年から「スポーツフェスタ」に刷新。輪投げやボッチャ、e-スポーツ、健康チェックなど7種の体験を楽しめるイベントとして、参加者に好評です。

問い合わせ:地域政策課
【電話】096-328-2036