くらし 話題をおって

■国宝にすてきな品が集まる
・人吉蚤(のみ)の市
地域一帯のにぎわいを創出しようと、5月11日に青井阿蘇神社周辺で「人吉蚤の市」が開催されました。アンティーク家具店を経営する深水(ふかみ)翔平さんと、イベント企画会社代表の西希さんが企画したもので、初開催。会場には、アンティーク雑貨や家具、飲食店など、多彩な58の出店が並び、訪れた人は自分だけの宝探しを満喫しました。
願成寺町の岡本伸一郎さんは「おくんち祭とは違ったにぎわいで、別の観光地にいるようだ」と市の雰囲気を楽しんでいました。

■親子で収穫の喜び感じて
・タマネギ収穫体験
市有機農業推進協議会では、食と農業の大切さを知ってもらおうと4月21日に中林町の畑でタマネギの収穫体験を行い、参加した親子らは収穫の喜びを味わいました。
収穫には、昨年11月に苗の植え付けに参加した市内の小学1~3年生とその保護者約350人が参加。冬を越して大きく成長したタマネギを一つ一つ丁寧に収穫し、畑一面はタマネギのいい香りに。参加した人吉東小の中村樹(たつき)君は「スープやホイル焼きにして食べたい」と目を輝かせていました。

■大雨に備えて防災体制を確認
・人吉市防災会議と人吉市水防協議会
梅雨時季を迎える前に、市と関係機関が防災の情報を共有する人吉市防災会議と人吉市水防協議会を、5月15日に市役所で開催しました。会議には、本市をはじめ国、県、熊本地方気象台、医療機関などさまざまな分野から約40人が出席。
球磨川の治水の取り組みや3月に完成した御溝川二次放水路の運用などについて情報共有を行いました。会議の中で松岡市長は「全国で自然災害が増えている。各機関と連携協力して住民の命を守っていく」と出水期前の対策の決意を示しました。

■初期消火協力の功績をたたえて
・人吉下球磨消防組合から感謝状贈呈
瓦屋町で4月27日に発生した建物火災の現場で、児童や生徒・地域住民らがいち早く駆け付けて消火活動を手伝ったことに対し、人吉下球磨消防組合から感謝状が贈呈されました。表彰されたのは、人吉西小の掘向琉(あたる)さん、球磨工高の久保山大夢(ひろむ)さん、大田永太郎さん、金城(かねしろ)佑吾さん、地域住民の山下徹也さん、小林純子(じゅんこ)さんの6人。
5月15日に球磨工高で生徒3人の表彰式が行われ、金城さんは「大ごとになる前に初期消火できてよかった」と話していました。

■被災地を音楽の力で元気に
・JOY(ジョイ)倶楽部 はーとふるコンサート
豪雨災害の被災地を音楽の力で後押ししようと、障害福祉サービス事業所「JOY倶楽部」(福岡県)の音楽グループを招待し、5月17日にカルチャーパレスで「はーとふるコンサート」が開催されました。地元の人たちでつくる実行委員会(松本美惠子委員長)の主催。
演者14人がクラシックや映画の挿入歌など11曲を演奏。観客は美しく響く音色に聴き入り、手拍子をするなどして楽しんでいました。観客の尾方美代子さんは「心のこもった演奏に元気をもらった」と話していました。

■学校美化に役立てて
・深水さんから手作り竹ほうき寄付
建築大工の深水完(ふかみたもつ)さん(下永野町)から、市内の小・中学校に90本の竹ほうきの寄付がありました。市に何か貢献できないかという思いから実現したもの。知り合いからもらい受けたモウソウチクの枝を使用し、子どもが使いやすいよう、小さめに作られています。
5月7日に市教育委員会で贈呈式があり、深水さんは「美化作業などに生かしてほしい」とあいさつ。志波(しわ)教育長は「手作りのほうきは丈夫で使いやすい。各小中学校で活用させていただく」と謝辞を述べました。

■上手にインターネットと付き合う
・親子で学ぶセーフティネット講座
スマホやインターネットに潜む依存性や個人情報漏えい、闇バイトなどの危険を知ってもらおうと、5月10日に球磨工高で講座が開かれました。情報モラル啓発活動の一環で同校が企画したもの。講師を務めた株式会社通信館の伊藤由紀(ゆき)さんは、実際の相談事例を交えながら、SNS(会員制交流サイト)との付き合い方や家庭内でのルール作り、危険を回避する対策などを丁寧に解説。
参加した生徒の保護者は「家庭での使用ルールを子どもと考えたい」と話していました。

■いつまでも安心ドライブ
・健康安全運転講座
いつまでも自由に移動し、自立した生活を送るためのサポートとして、「健康安全運転講座」が5月20日、熊本ダイハツ販売株式会社人吉店(下城本町)で開催されました。
参加者は理学療法士から、運転に必要な健康を維持するための運動方法や、JAF(日本自動車連盟)から、正しい運転姿勢や、死角の確認方法について学習。参加した田頭政彦さんは「死角があることは知らなかった。安全運転を心掛けたい」と話していました。同講座は秋にも開催される予定です。