くらし 玉名警察署だより Vol.68

■災害への備えは大丈夫ですか?
近年、全国的に豪雨や台風による大規模災害が多発しています。昨年も全国各地で大きな被害が相次ぎ、本県でも大雨などで死傷者や住家被害が発生するなど、県民生活に大きな影響を与えました。
これまで災害による被害が少なかった地域でも、予想以上の降雨や地震などの災害が発生する可能性があります。常日頃から、食料や生活用品などの準備や避難要領を確認し、起こり得る災害に備えることが大切です。

(1)予防的避難の重要性
台風や大雨は地震と違い、事前にある程度予想することが可能。「このくらいなら大丈夫だろう」と過信せず、最新の気象情報を参考に、危険が迫る前の明るい時間帯に予防的避難を心掛けましょう。

(2)垂直避難について
垂直避難とは、今いる建物や直近の建物の2階以上へ移動する避難方法のこと。災害発生中、別の場所への避難は危険で被害に巻き込まれるリスクが伴います。「別の場所への避難」と「垂直避難」の災害リスクを比べ、より安全な方法を選択して、自身の安全を確保しましょう。

(3)正しい防災情報の入手
インターネットは情報を入手するのに有効な手段ですが、偽・誤情報が含まれる可能性があります。安易に信じて行動せず、自治体のホームページなどで正確な情報を入手しましょう。また、安易に偽・誤情報を投稿・拡散しないようにしましょう。

■夏期における山岳遭難の防止
□登山前
・身体のコンディション
体調を整え、良好なコンディションで登山に臨みましょう。気象情報を確認し、荒天が予想される場合は、登山を中止しましょう。
・計画立案
山の行程に関わらず、「登山届」を作成、提出しましょう
・装備のチェック
携帯電話は確実に充電し、予備バッテリーを携行しましょう。非常食、飲料水、雨具、防寒具、照明具、救急用品、地図、コンパスなどを忘れずに。
・登山計画の共有
登山日程は、家族や知人にも連絡しておきましょう。登山用アプリをダウンロードして、活用しましょう

□登山中
・中止の判断
荒天や登山者に体調不良がある場合などは、早めに登山を中止しましょう。
・道迷いに注意
道に迷ったら、先に進まず、位置が分かる場所まで引き返しましょう。
・110番通報
避難した場合、まず「110番」で救助を求めましょう。
※その際、携帯電話のGPS機能を「オン」にしてください。

問合せ:玉名警察署
【電話】74-0110