- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県菊池市
- 広報紙名 : 広報きくち 令和7年6月号
更生への情熱を消さず、歩みを止めず、支えとなれる活動を
「菊池市更生保護女性会」は昭和31年に発足し、現在62人の会員が犯罪や非行をした人の立ち直りを支えるさまざまな活動をしています。
■更生保護女性会とは
犯罪・非行の未然防止および改善更生、青少年の健全育成に協力することを目的とするボランティア団体です。社会に対する優しさと温かい気持ちで活動しています。
私たちと一緒に地域の小さな「あかり」となることを志してみませんか。
■熊本県更生保護女性の集い
誰もが安心して、心豊かに生きられる明るい社会づくりを目指して活動している県内の会員が一同に会して、さらなる活動の充実・発展を図るため、年に1回行われています。
■自立準備ホーム支援活動
ホームの皆さんの社会復帰支援のため、毎年12月に餅つきを一緒に行っています。
参加したホームの人からは、「女性会の皆さんの温かい受け入れがうれしかったです」と感謝の言葉が聞かれました。
■視察研修 麓刑務所を訪問
更生保護に関する見識を深めるため、年に1度視察研修を実施しています。令和6年度は佐賀県鳥栖市にある麓刑務所を視察しました。
麓刑務所は九州唯一の女子を収容する施設で、全国矯正施設職員の制服縫製作業などを主要作業としています。また、佐賀県の特産品や工芸品(佐賀錦の小物入れ・ペンダント・久留米絣のエプロンなど)といった地域の特性を生かした製品も作成しています。
参加者からは「刑務所は少し暗いイメージを持っていましたが、思っていたよりずっと開放的で、環境も良く素晴らしい施設でした。受刑者の一日も早い更生と社会復帰を願います」「私たちに協力できることを考えていきたいです」「高齢の方が多いのに驚きました。社会復帰後のことが気になりました」などの感想がありました。
■一緒に活動しませんか
菊池市更生保護女性会では会員を随時募集しています。立ち直りを助けるためには、地域の皆さんの理解と協力が必要不可欠です。これは誰もが暮らしやすい社会づくりを目指すことにもつながります。
問合せ:徳永(とくなが)
【電話】090-5286-2084
ヒマワリは「社会を明るくする運動」のシンボルマークとして用いられています。
問い合わせ先:生涯学習課社会教育係
【電話】0968-25-7232