- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県菊池市
- 広報紙名 : 広報きくち 令和7年8月号
■
今年度から、熊本大学・菊池市・菊池高校による連携プロジェクトがスタートしました。本プロジェクトは、市と熊本大学が取り組んでいる地場企業の若手経営者を対象にした「きくち未来創造塾」を一つのロールモデルとしています。
生徒たちは“地域で輝くかっこいい大人”(同塾の塾生)と交流する中で、将来の働き方や生き方、さらには地域との関わり方について考えを深めていきます。プロジェクトを通じて「地域から必要とされる人材」が育っていくことを期待しています。
6月16日と20日には、未来探究コースと地域探究コースの2年生47人が熊本大学の金岡省吾(かなおかしょうご)教授、尾山真(おやままこと)准教授の講義を受講しました。「菊池市の人口減少」と「人口減少に伴う地域の課題」について学び、身近な問題への理解を深めました。
2学期からは、同塾の塾生を講師に迎えて講義の他、探究活動の助言をもらいながら、学びを発展させていきます。一人でも多くの生徒が「地域の未来をつくるローカルイノベーター」として成長できるよう、取り組みを進めていきます。
■
本校は昨年度、文部科学省より「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に選定され、ICT を活用した文理横断的な探究学習の強化を進めています。
今年度から、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を使って、市の魅力を発信する活動やプログラミング・データサイエンスなど、情報教育の取り組みがスタートしました。
スマートアクティ部では、プログラミング班を立ち上げ、レゴの小型コンピュータを使いながら、プログラミングの学習に取り組んでいます。
今夏には、高大連携の一環で生成AIのワークショップも開催されます。DXハイスクールの取り組みは、広報きくちや学校のホームページなどで今後も発信していきます。
■
6月に福岡県で行われた全九州高等学校ボクシング競技大会に、川口友香(かわぐちともか)さん(3年)が女子ライトウェルター級に出場しました。
同階級は出場選手が2人で、川口さんは鹿児島県代表との決勝戦に挑みました。序盤から相手のスピードと圧力に押される展開となりましたが、川口さんは冷静に距離を取り、粘り強いファイトを見せました。しかし、1ラウンド32秒、レフェリーストップで惜しくも敗戦となりました。
今大会でボクシング部を引退した川口さんは試合後、「継続の大切さを改めて実感しました。この貴重な経験に感謝し、次の目標に生かしていきたいです」と語りました。
■
4月22日に、未来探究コースの2・3年生が熊本城ホールで行われた進学ガイダンスに参加しました。県内だけではなく、九州内外からも多くの大学が集まりました。
最初、生徒たちは大学のスタッフに声を掛けるのも恥ずかしそうにしていましたが、徐々に学部ごとの特色や大学生活の様子などを積極的に質問したり、熱心にメモを取りながら聞いたりする姿が見られました。
2年生は夏休み中に興味のある大学へオープンキャンパスに行きます。3年生はいよいよ進路先決定に向けて、志望理由書の作成など、具体的な動きが始まります。
問い合わせ先:菊池高校
【電話】0968-25-3175