子育て こどもまんなかぷろじぇくと こども未来都市シンポジウム

8月1日、宇土市役所で「こども未来都市シンポジウム」を開催しました。宇土市内の小中学校11校の代表者、総勢27名が集まり、身近な問題から地域の諸問題、将来のまちづくりなどについて自由な発想や視点から発表がありました。

未来もずっと住みたい宇土市にするために、商店街の活性化と小袖餅の人気アップを提案しました。商店街には電子マネーの導入や空き店舗の活用、小袖餅は、ばら売りや味のコラボ・トッピングなどの工夫を加え「映え」を目指すことで、よりたくさんの人に宇土市の魅力を楽しんでもらい、賑やかな街にできると思います。

地域の方々とたくさんの活動を通してつながってきました。田植えやカヌー体験、読み聞かせなどの取り組みは楽しく、地域の魅力にもなっています。これからも続けるには、学校以外の場所や、地域行事への参加を広げていくことが大切です。みんなで協力して盛り上げ、走潟の良さを未来につなげたいです。

学習時間が減っている現状に疑問を持ち、楽しく続けられる学びの仕組みについて考えました。スマイルゼミやチャレンジタッチなどの仕組みを活かした「成績ぐんぐんタブレット」を学校でも導入すれば、ゲーム感覚で学べて自然と意欲がわき、みんなの将来の夢を叶えることにも繋がると思います。

リサイクル率が低い宇土市の現状に注目し、徳島県の上勝町の取り組みを調べました。ゴミの分別や再利用、施設の工夫などを学び、宇土市でも資源ゴミ回収施設の活用やゼロウェイスト目標の導入、ゴミを新しいものに変える技術を広げることで、環境にやさしく、世界に誇れる町にできると思いました。

SDGsの視点から、誰もが安心して過ごせる宇土市の未来を考えました。子育て支援やフードシェア、水やトイレの安全、文化財や観光地を守ることなど、やさしさと工夫にあふれたまちづくりを進めていけば、人が集まる街になると信じています。その未来のために今からできることを一つずつ行動していきたいです。

宇土市の未来を明るくするために、台南市との交流と宇土職業体験の二つを提案しました。交流では英語力と好奇心が育ち、宇土市の魅力も世界に広がります。職業体験では夢や目標が生まれ、将来また宇土市に戻る人が増えて地域がもっと元気になります。みんなで協力して、宇土市の未来をつくっていきたいです。

網田の人口減少や高齢化、交通や買い物の不便さなどの課題に向き合い、網田をもっと住みやすく楽しいまちにしたいと思いました。観光名所づくり、伝統の発信、交通環境の整備、小中一貫校の充実など6つの工夫で、遊びに来る人も住んでいる人もハッピーになれる、世界に自慢できる網田になってほしいです。

宇土の道路の課題であるゴミや陥没に注目し、美しく安全な道づくりを目指す取り組みを考えました。ゴミ拾いイベントを実施し拾ったゴミの量で金額を決めて、街灯を設置する仕組み、道路の穴の情報をアプリで集める、などで自分たちの行動がまちを守る力になり、美化と安全への意識が高まる未来を目指せると思います。

車いすの生徒へのインタビューをもとに、学校と町のバリアフリーの改善案を考えました。スロープやエレベーターの設置、車いす用ショッピングカートや広い歩道など、誰もが安心して過ごせる宇土市を目指します。宇土市の人の温かさを広げ、誰ひとり取り残さない、思いやりあふれる町にしていきたいです。

自然の豊かさを活かして、住吉をもっと魅力あふれるまちにしたいと思いました。提案として、長部田海床路ではゴミを減らすポスターの掲示、ブランコやイルミネーションの設置。また、住吉のスポットを巡るスタンプラリーなどを考えました。宇土市の特産品や自然の豊かさが広く知れ渡ると嬉しいです。

網田の交通の不便さや観光の課題に目を向け、バスの運行改善、地図や看板の設置、PR活動の三つの提案を考えました。観光マップの作成や特産品アイスの販売などを通じて、地域の魅力を発信し、環境も整備することで多くの人が訪れたくなる、誰にとっても住みやすく温かい網田を目指していきます。

小中学生の視点から、地域のために自分ができることは何かということを考えて発表してくれました。どれも「地域愛」を感じる素晴らしい内容ばかりでした。これからも地域のことを深く知って、もっと好きになって、大人になっても宇土市に住み続けてくれることを願っています。

シンポジウム後の議場見学の際に「将来、ぜひとも市議会議員になって欲しい」と伝え、採決ボタンで議員希望者を募ると、15人が賛成ボタンを押してくれ、嬉しく思いました。議場体験は主権者教育に有意義なので、議会でも取り組みたいです。