くらし 元樹(げんき)だより 市長からのメッセージ

先月のことになりますが、9月といえば、ご長寿をお祝いする「敬老の日」があります。長年にわたりご家族や地域、そして市の発展のためにご尽力いただいている高齢者の皆様に、心から敬意と感謝を申し上げます。
毎年この時期に全国の100歳以上の高齢者数(※)が発表されます。今年は過去最多の9万9763人となり、55年連続で増加しています。そのうち8万7784人、実に8割以上が女性です。本市では100歳以上の方が35人、うち33人が女性です。全国的に女性の長寿が際立っていること、そして、「人生100年時代」であることを実感しています。
「人生100年時代」という言葉は、2016年に、イギリスのリンダ・グラットン氏とアンドリュー・スコット氏が著書『LIFE SHIFT100年時代の人生戦略』で提唱し、広く知られるようになりました。同書では、2007年に日本で生まれた子どもの半数が107歳以上生きるとされています。将来、100歳を超えても元気で、旅行に出掛けたり、同窓会に参加できる―そんな時代が本当に訪れるかもしれません。
高齢の方々が元気でいきいきと活躍されることは、地域全体の大きな力です。とりわけ、女性の長寿とその活力は、地域社会に明るさと活気をもたらしてくれると感じています。そして近年では、女性がさまざまな分野で活躍することへの期待が高まっています。本市においても、女性の声を市政やまちづくりに反映する取組を進めてきましたが、審議会などへの女性委員の登用は、まだ十分とは言えません。
そこで、女性がいきいきと活躍できるまちづくりを目指し、新たに『うとみらいカレッジ』を開講します。「まちづくりに興味がある」「新しいことに挑戦したい」「仲間をつくりたい」とお思いの方はもちろん、初めて講座を受講される方にも気軽にご参加いただける内容です。
宇土市の未来をより良いものにするためには、多様な視点と熱量が不可欠です。女性のパワーもその大切な原動力です。ぜひ『うとみらいカレッジ』にご参加いただき、新たな一歩を踏み出してみませんか?
これからも、市民の皆さんが輝けるまちづくりに取り組んでまいります。
※9月1日時点の住民基本台帳に基づく100歳以上の高齢者数
*『うとみらいカレッジ』に関する詳細は、市ホームページをご覧ください。
元松茂樹

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